『伝説の頭 翔』関水渚、“リーダー”森香澄は「めっちゃ的確なことを言ってくれます」

 高橋文哉主演のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『伝説の頭 翔』第2話の放送を前に、関水渚と森香澄のインタビューコメントが公開された。

 本作は、『クロサギ』『正直不動産』の原案で知られる夏原武の原作デビュー作として、2003年から2005年に『週刊少年マガジン』(講談社刊)にて連載された同名マンガを初実写化する青春ヤンキードラマ。

 血で血を洗うヤンキーの巣窟・“危多漢闘”。最強チーム「グランドクロス」を束ねる伝説の頭・翔(高橋文哉)と、万年パシリのいじめられっ子・山田達人(高橋文哉・2役)が、翔のバイク事故を通じて初遭遇する。ケガを負い、入院することになった翔は、自分がいない間に危多漢闘の勢力図が変わることを危惧。そこで、白羽の矢が立ったのが、翔と容姿がソックリの最弱・達人。翔不在の間、達人が翔に成り代わり、グランドクロスの頭として君臨するハードな日々が幕を開ける。

 関水は、アイドルオタクのいじめられっ子・達人が命を懸けて激推しするアイドルグループ「古くさい街角のスケ番ズ(通称・街スケ)」のメンバー・彩姐こと藤谷彩役、森香澄は、街スケのリーダー兼マネージャー・辻沢京子(キョーコ先輩)役で出演している。

 関水は本作の魅力について、「真面目にやっているように見えて、めちゃくちゃコメディなんですよ。大げさに表現する芝居だったり、台詞の言い方がちょっとおもしろかったり、いろいろあると思うので、そこに注目して笑って楽しんでもらえたら」と注目ポイントについてコメント。

 関水と共に「古くさい街角のスケ番ズ」のメンバーを演じる森は、「ライブの登場シーンは注目してほしいです」と力を入れたシーンになっていることを明かし、「彩がファンに向かって煽るシーンがあるんですけど、できたものを見たら、台本にはないアドリブが使われていたので、(関水が)素晴らしいなって」と関水の芝居を絶賛した。

コメント

演じる役柄について

関水:私が演じる古くさい街角のスケ番ズ(通称:街スケ)のエース・藤谷彩は、夢や目標を持って、一生懸命アイドルを頑張っている子です。とにかくまっすぐで不器用なんですけど、10代らしい不器用さがあって、私はとても好きですね。大人になると、自分の気持ちを整理して伝えられるようになるじゃないですか。でも、彩はまだ語彙力がないから、うまく自分の気持ちを伝えられなくて、逆ギレみたいになっちゃう。最初に台本を読んだとき、“なんでこの台詞なんだろう?”と思ったんですけど、“そっか。若いんだ!”と気づきました。

森:私が演じる辻沢京子は、街スケのリーダー兼マネージャーで、責任感を持っている子。(演じる際は)メンバーが抱えている問題や、みんなの顔色を常に見て、察して……を意識するようにしています。京子は、表ではキャラクターとしてオラついた部分を見せつつ、裏では常識人という子で、アナウンサー時代の自分と重なる部分がありました。アナウンサーだったときは、表に出る部分と、“会社員としてしっかりしなきゃ”という部分で若干使い分けていたところはあったので、そこは似ているなと思います。

魅力に感じるところ、おすすめポイント

関水:この作品は、真面目にやっているように見えて、めちゃくちゃコメディなんですよ。大げさに表現する芝居だったり、台詞の言い方がちょっとおもしろかったり、いろいろあると思うので、そこに注目して笑って楽しんでもらえたらなと思います。

「本気がおもしろい」という部分も?

関水:そうですね。やっぱり若い子の本気っておもしろいですよね。

演じながら「自分もこんなときがあったな」と思うことも?

関水:めっちゃ思います。

森:そんな振り返るほど年齢重ねてないでしょ(笑)?

関水:数年前なんですけど、青い時期というか、よりブルーが濃かったなと思います(笑)。

森:それぞれのキャラクターが濃いです。街スケの衣装が細かく作られているように、みんなのビジュアルにもそれが反映されていると思いますね。あと、主要キャスト以外の人たちもキャラが固まっているので、そのあたりも注目するとおもしろいのかなと思います。

主演の高橋文哉について

関水:とにかく、高橋さんのお芝居がすごいです。メイクチェンジの間に人柄が変わるんですよ。自信ありありの喋り方をする翔と、“自分なんて……”と喋る達人と、まったく真逆のキャラクターを数十分で切り替えてくるので、そこに感銘を受けております。

森:本読みのときから、監督と「こうした方がいいかな」と相談していて、楽しんでやっていらっしゃるなと感じています。かなりの台詞量だし、翔と達人が2人で話をするシーンもあって、すごく大変だと思うんですよ。そんな中でも、高橋さんが楽しそうだから、みんなも和やかになるのかなと思います。

高橋文哉の意外だと思った一面

関水:……意外とボケてくる。

森:そうだね(笑)。

関水:「ツッコミ待ち」なことが多いのは、個人的にツボですね。

森:(関水は)ツッコまれてると思うよ。2人ともボケみたいな感じ(笑)。

関水:そうなの? 私からのツッコミ待ちかと思ってた!

森:どっちも周りから見ると「ツッコミたい人」だと思う(笑)。高橋さんは、カメラが回っていないところでもおちゃめです。

第1話の中で、「繰り返し見てほしい!」と思うシーンは?

関水:街スケのライブシーンですね。私たちの見せ場だし、本当に頑張ったんで……(森が)いつもまとめてくださって優しいんですよ。

森:いやいや!

関水:本当に、表でも(役柄としても)リーダーですけど、裏でもリーダーです。

森:やめてよ。なんか印象悪くない(笑)?

関水:なんでもできて、めちゃめちゃ頼っていますね。長いLINEの文章も送ったことがあるんですけど、真面目に返してくれるし、めっちゃ的確なことを言ってくれます。とにかくライブシーンは、街スケ4人で頑張ったので、ぜひ見てほしいですね。

森:特にライブの登場シーンは注目してほしいです。彩がファンに向かって煽るシーンがあるんですけど、できたものを見たら、台本にはないアドリブが使われていたので、(関水が)素晴らしいなって。

関水:「彩のことを触ってくるファンがいる」と台本に書いてあったんですけど、その方がキョーコ先輩のうちわをたくさん持っている方だったんですよ。“私推しじゃないのに触るんだ〜!”って彩の気持ちになって、実際にイライラしました(笑)。今後、明らかになる彩の二面性が少し出たシーンなのかなと思います。

視聴者へメッセージ

関水:本当に新たな試みをしているドラマだと思います。TVerでご覧になる方はドラマ好きな方が多いと思うので、ぜひドラマ好きの皆さん、TVerで見てください!

森:翔がリーダーを務める「グランドクロス」の喧嘩シーンでは、皆さん入念にアクション練習をしていらっしゃって見どころだと思いますし、もちろん私たちのパフォーマンスも見てほしいですし、物語全体にも注目してほしいです。あとは街スケの楽曲「バッキャロー!LOVE」が披露されていますが、TVerだと何回でも見られるので、練習して一緒に踊ってほしいですね。

関水:いいねー!

 

■放送情報
『伝説の頭 翔』
テレビ朝日系にて、毎週金曜23:15〜0:15放送 ※一部地域を除く
出演:高橋文哉、関水渚、井桁弘恵、菅生新樹、中川大輔、駒木根葵汰、田中偉登、簡秀吉、石山順征、三浦獠太、森香澄、志田こはく、吉田伶香、金城碧海(JO1)
原作:原作・夏原武、漫画・刃森尊『伝説の頭 翔』(講談社刊)
脚本:古家和尚
監督:住田崇、近藤啓介、植田尚
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:高崎壮太(テレビ朝日)、神通 勉(MMJ)、倉田知奈(MMJ)
音楽:桶狭間ありさ
制作:テレビ朝日、MMJ
©︎テレビ朝日

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