『SHOGUN 将軍』エミー賞最多ノミネート 真田広之、浅野忠信ら日本人11人が候補に

 米テレビ界最高の権威とされる第76回プライムタイム・エミー賞が、アメリカ現地時間7月17日に発表され、真田広之が主演・プロデューサーを務めた『SHOGUN 将軍』が最多ノミネートを果たした。

 同作はドラマ部門の作品賞にノミネートされたほか、真田が主演男優賞、アンナ・サワイが主演女優賞、浅野忠信と平岳大が助演男優賞の候補入り。そのほか、脚本賞、監督賞など主要部門を含む22部門で25ノミネートを飾り、史上最多となる11人の日本人がノミネートされた。

 これまでドラマ部門に選出されたことのある日本人は、2007年に『HEROES』で助演男優賞の候補となったマシ・オカのみ。ほとんど全ての部門で日本人初の快挙となった。

 『SHOGUN 将軍』はヒットを受け、シーズン2&3の制作を発表済み。ジェームズ・クラヴェルによる原作小説の結末はすでにシーズン1で描かれているため、続編では原作の“その後”に注目が集まる。真田と共同制作者としてタッグを組むジャスティン・マークスは、シーズン3が最終章となることを明かし、「シーズン2はよりダークなチャプターになる」と予告している。

 『メディア王~華麗なる一族~』『ベター・コール・ソウル』といったエミー賞の定番シリーズが昨年完結を迎え、さらにハリウッドでは脚本家&俳優の大規模ストライキもあったことで、混戦模様となった今年のエミー賞。9月15日(現地時間)にロサンゼルスのピーコックシアターで行われる授賞式に向け、さらなる盛り上がりが期待される。

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