AKB48 佐藤綺星×伊藤百花×大盛真歩×山﨑空、オーディションで役を掴んだドラマ出演を語る

 AKB48とテレ東が『マジすか学園』シリーズ以来のタッグを組んだドラマ『星屑テレパス』は、2023年にアニメ化もされた大熊らすこの同名人気コミックを実写化した、“宇宙”を巡る壮大で繊細な“青春ガールズ群像劇”だ。メインキャストには、7月17日にリリースされるAKB48の64thシングル『恋 詰んじゃった』で初のセンターを務める佐藤綺星(小ノ星海果役)、2024年3月に19期生としてお披露目されたばかりの伊藤百花(明内ユウ役)、音楽活動のみならずモデル・バラエティ・グラビアとマルチに活躍する大盛真歩(宝木遥乃役)、2023年11月公開の映画『ガールズドライブ』で主演を務めた山﨑空(雷門瞬役)の4名が抜擢された。

 リアルサウンド映画部では、クランクイン前の5月7日に行われた公開稽古に密着。オーディションで選ばれた4人に、役に選ばれたときの感想や撮影前の心境について話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

オーディションで掴んだチャンスにかける思い

(左から)山﨑空、大盛真歩、佐藤綺星、伊藤百花

ーー先ほど公開稽古を拝見しました。間もなく撮影に入りますが、現在の心境はいかがですか?

大盛真歩(以下、大盛):ドラマに出演したことがないメンバーがほとんどなので、どんな感じか右も左もわからないまま始まって。日々稽古を重ねていく中で、徐々に掴めてきているところです。

佐藤綺星(以下、佐藤):私だけ舞台も含めてお芝居をまったくやったことがなくて。でも他のメンバーはお芝居経験者が多いので、私は吸収するだけという感じで。最初は本当に何もできなくてセリフも棒読みだったんですけど、だんだん雰囲気も掴めてきましたし、演じる海果ちゃんの気持ちもわかるようになってきました。

山﨑空(以下、山﨑):私はドラマや映画に出演させていただいた経験はあるんですけど、漫画やアニメの実写化作品をやらせていただくのは初めてで。アニメを観ているので、アニメのほうに引っ張られてしまって、不自然になってしまうところが最近の悩みだったんです。でも稽古で本読みなどをしていくうちに、徐々に自然な演技ができるようになってきた気がします。

伊藤百花(以下、伊藤):私はAKB48に入る前に舞台をやらせていただいていたので、どうしても舞台の演技になってしまうところがあったんです。とにかく声が大きくて、大袈裟な演技になってしまいがちだったところをまず直すところから始まりました。でも、声のボリュームを直そうとすると、逆にセリフが棒読みになってしまうところがあって。ユウちゃんの感情を自然に出せるように頑張っているところです。

ーーみなさん今回はオーディションで役を掴まれたんですよね。

大盛:素直にビックリしました。オーディションを受けたメンバーはそれぞれいろんな気持ちで臨んだと思うんですけど、私はいい意味で軽い気持ちというか、ラフな感じで受けたんです。「いい経験になると思うから挑戦してみよう」という感じでした。オーディションにも素の状態で臨んだので、まさか役をもらえるとは思ってもみなくて。なので本当にビックリではありましたが、嬉しかったですし、受かったからには頑張ろうという気持ちでいっぱいです。

伊藤:私が今回のドラマの話を聞いたのが、19期生のお披露目だった春コン(※2024年3月17日に開催された『AKB48春コンサート2024 inぴあアリーナMM』)のタイミングだったんです。自分がAKB48のメンバーになったばかりで、右も左もわからない状態のときにオーディションの話を聞いて、AKB48になったからにはとにかくなんでも挑戦しようと思ったので、受けることを決めました。演技経験自体はあったので、やるからには頑張ろうと思って一生懸命やってみたら、まさかの合格で。AKB48に入ったばかりということもあって、本当に驚きました。

佐藤:私は春コンで正規メンバーに昇格させていただいたのですが、新しく気持ちを切り替えたいと思っていたタイミングで今回のドラマのお話があったので、やってみたい気持ちがすごく強くて。でもどの役になるかはわからない状態でオーディションを受けていたんです。海果ちゃんと自分は性格が正反対なので、たぶん違うだろうなと思っていたらまさかの海果ちゃん役で。主人公なのでセリフの量なども考えると不安な気持ちもあったんですけど、やっぱりものすごく嬉しかったですし、新しく挑戦しようと思っていた時期に大役を任せていただけたので、このチャンスを逃さないように頑張ろうと思いました。

山﨑:私は逆にAKB48に加入させていただいてからすぐにドラマや映画に出させていただいて、演技経験もあったので、17期の中ではどちらかというとパフォーマンスや表現力が強みだったんです。自分の中でも“演技担当”としての自負があったので、正直ほかのみんなには負けたくないという思いがありました。なので、今回のドラマの話を聞いたときは、自分の成長にもつながるし、絶対に参加したいと思っていました。

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