鈴木愛理、“求めてもらえること”が幅広い活躍の原動力に 「前進している感じがないと退屈」

「アイドル時代から、この世界にいることに苦労を感じたことがない」

ーー以前インタビューもさせていただいた『Iターン』(2019年/テレビ東京系)のタイミングは久しぶりの役者業挑戦ということでしたが、あれから主演作も含め数々の作品に出演されています。役者業に対するスタンスは変わりましたか?

鈴木愛理が語る、久しぶりの演技の仕事で感じた大きな変化 「良くも悪くも全部自分の責任」

ムロツヨシと古田新太がW主演を務めるドラマ『Iターン』が、現在テレビ東京の「ドラマ24」枠で放送されている。福澤徹三の同名小説を…

鈴木:お芝居に関しては、自分がやらせていただけるジャンルのお仕事だと思っていなかったんです。まわりに「女優さんっぽいなぁ」という子がたくさんいたので、自分が「やりたい」と言えなくて。モデル業も同じように思っていたので、「自分には歌しかない!」と。でも、実際にやってみると、ツールが違うだけで大きな括りは一緒なのかもなぁと思うようになりました。これまで、“演じること=自分じゃないものになること”だと思っていたんですけど、最近は人生経験のなかから削って表現している気がして。

ーーなるほど。歌も人生経験を削っているイメージですか?

鈴木:アイドルソングではあまり使わない技なんですけど、バラードを歌うときはそうですね。だから、感覚が似ている気がします。そういえば、『Iターン』のときに、内田英治監督に「もっと汚く泣け!」と言われたことがあって。そこで初めて、自分の演技には人間を削る感じが足りないんだなと学んだんですよね。そのあとに主演を務めた配信ドラマ『ANIMALS-アニマルズ-』(ABEMA)では、すっぴんにクマを足してすっぴん以下の自分で演技をしたんです。そこからは、「もう怖いものはないぞ!」って。昔はコンビニに行くのさえもメイクをしないと無理だったんですけど、『ANIMALS-アニマルズ-』の後は、何かのストッパーが取れたというか。生きるのもすごくラクになりました。

ーーそんな多方面で活躍中の鈴木さんですが、その原動力はどこにあるのでしょうか?

鈴木:小さい頃は、スポットライトを浴びるのが苦手なタイプで、お遊戯会とかでも大道具のポジションをやっていたんです。でも今は、自分が表に出ることで、明日も頑張ろうと思ってくれる人がいたり、「愛理ちゃんが笑顔でいてくれるから、私も笑顔で頑張る」という言葉をもらえたりする。求めてもらえるおかげで、「表に出続けよう」「頑張ろう」と思えるんですよね。

ーーまさに“努力家”ですよね。

鈴木:ですかね? できないことって、探せばたくさんあるから。日々、少しでも前進している感じがないと退屈なんですよ。今日は、観葉植物にお水をあげたとか、めっちゃ綺麗に家を掃除したとか……そんな些細なことでいいんですけど、ちょっとした前進を重ねていけたらなって。よく「生き急いでいる」って言われるんですけど(笑)。私自身はそんな感じはしていなくて、楽しみながら生きられたらいいなと思っているので。

ーー常に楽しいという感じですか?

鈴木:うーん。アイドル時代から、この世界にいることに苦労を感じたことがないんですよね。だから、性格的に合っていたんだと思います。ただ、「歌は辞めようかな?」と考えたことはあります。

ーーそれはどうしてですか?

鈴木:歌が大好きだからこそ、うまく歌えない自分が悔しくて。大好きなものでマイナスな気持ちになってしまうことが嫌だなって。でも私にとって、アーティスト業は応援してくれる方とお会いできる唯一のお仕事なので、今は辞めなくてよかったと思っています。ライブは自分が持っているパワーをダイレクトに届けられるし、ファンのみなさんからパワーをいただくこともできる。アーティスト業は、どんな場面でも続けていきたいですね。

ーーさまざまな活動をされるなかで、アーティスト業が土台になっているんですね。

鈴木:そうですね。応援してくれている方との繋がりは、やっぱり大事にしていきたいなって。ただ、ソロはグループ時代とはまったく違いますね。ソロだと、視聴率が100%なんですよ。最初は、「ずっと歌っていなきゃいけないって、こんなに神経を張り巡らせるのか?」と驚きました。でも、何も考えずに歌っているような人も、実は緊張していたりするんですよね。なので、私もこのままちょっぴりの緊張はできるようにしたいなと思っています。

■放送情報
『ミス・ターゲット』
ABCテレビ・テレビ朝日系にて、毎週日曜22:00〜放送
出演:松本まりか、上杉柊平、鈴木愛理、川西賢志郎、小槙まこ、田中真琴、八嶋智人、筒井真理子、沢村一樹
脚本:政池洋佑
演出:植田尚、日暮謙、近藤幸子
プロデューサー:山崎宏太、南雄大(ABCテレビ)、山本喜彦、神通勉、小路美智子(MMJ)
主題歌:家入レオ「ワルツ」(ビクターエンタテインメント)
音楽:富貴晴美
制作協力:MMJ
制作著作:ABCテレビ
©︎ABCテレビ
公式サイト:https://www.asahi.co.jp/misstarget/
公式X(旧Twitter):@misstarget_abc
公式Instagram:@misstarget_abc
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<応募締切>
6月16日(日)

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