『虎に翼』朝ドラとして異例の“契約結婚” 寅子&優三の新婚生活に戦争の影が射す

 優三は高等試験に合格できなかった時点で、寅子に思いを告げることはないと思っていた。しかし、直言から寅子のお見合いの話を聞き、優三は誰でもいいならと当たって砕けろの思いから、飛び出した猪爪家にもう一度戻ってくる決断をした。確かに、寅子から「それは優三さんも社会的地位がほしいと?」と聞かれた優三はかなり困惑していたように見える。「独り身でいる風当たりの強さは男女共に同じ」とは答えたものの、そこには心の奥底に秘めていた寅子への恋心があったのだろう。とは言っても、優三は寅子に見返りを求めることはせず、今まで通り“書生の優三さん”として接してくれて構わないと寅子に頭を下げる。優三の思いと驚くほどに寝つきが良すぎる、ということを知りながら、寅子と優三の結婚生活が幕を開けた。

 その翌月、日本は真珠湾を攻撃し、アメリカやイギリスと開戦。昭和16年12月には日中戦争から太平洋戦争へと突き進んでいく。寅子にとっての幸せが高まっていく一方で、世の中では戦争が日々の生活に影を落とし始めていた。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
総合:毎週月曜〜金曜8:00〜8:15、(再放送)毎週月曜〜金曜12:45〜13:00
BSプレミアム:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜8:15〜9:30
BS4K:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜10:15~11:30
出演:伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智、上川周作、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、岩田剛典、戸塚純貴、松山ケンイチ、小林薫
作:吉田恵里香
語り:尾野真千子
音楽:森優太
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか
写真提供=NHK

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