『デューン 砂の惑星PART2』を観る前におさらい! 主人公ポールの“3つの呼び名”
①ポール・アトレイデス
主人公ポール・アトレイデスは、父レト公爵と母ジェシカの間に生まれ、ゆくゆくはアトレイデス家の当主として、砂の惑星アラキスを治めるはずでした。ところが、敵対関係にあるハルコンネン家に急襲され、父も仲間たちもみんな殺されてしまいます。しかも、ハルコンネン家による暗殺は、銀河の最高権力者である“皇帝”のお墨付き。居場所を失い、殺されかけていたポールは、先住民族であるフレメンに助けられます。
②リサーン・アル=ガイブ
ポールが先住民族フレメンの間で呼ばれるのが、「リサーン・アル=ガイブ」という名前。これはフレメンの間で救世主として信じられている存在です。伝説では「外界からフレメンたちを導き、理想の世界へと連れて行ってくれる」と予言されており、ポールの生い立ちと重なることから、一部のフレメンはポールを「リサーン・アル=ガイブ」と呼んで敬います。
今作で、ポールはフレメンを味方につけるため、この「リサーン・アル=ガイブ」の伝説をうまく利用していくことになります。
③クイサッツ・ハデラック
一方、母ジェシカが所属する“女性だけの集団”ベネ・ゲセリットで信じられているのが、「クイサッツ・ハデラック」です。クイサッツ・ハデラックも、リサーン・アル=ガイブと同じく救世主として予言されていて、過去や未来を見る能力を持つと言われています。ベネ・ゲセリットは、クイサッツ・ハデラックを人為的に生み出すべく、権力者との間に子どもを作り、血統を陰ながらコントロールしてきました。
しかし、本当は女の子を生むはずだったジェシカが、レトへの愛から男の子を出産(ベネ・ゲセリットは、生まれる子の性別をコントロールすることが可能)。計画が狂い、ポールは予定よりも早く生まれてきたクイサッツ・ハデラックとして、特殊能力を持つことになります。
今作では、上記の3つの呼び名に加えて、さらに2個くらい名前が増えますが、それは劇中で説明があるのでご心配なく。「皇帝&ハルコンネン家」と「フレメン」、さらに「ベネ・ゲセリット」のざっくり3勢力があり、ポールがそれぞれの思惑に巻き込まれつつ、時に利用していくということがわかっていれば、あまり混乱はしないはずです。
“今世紀最大のSF超大作”とも呼ばれる『デューン 砂の惑星』。みなさんもぜひ劇場で観てみてください。
■公開情報
『デューン 砂の惑星PART2』
公開中
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
撮影:グリーグ・フレイザー
出演:ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、デイヴ・バウティスタ、クリストファー・ウォーケン、レア・セドゥ、ステラン・スカルスガルド、シャーロット・ランプリング、ハビエル・バルデム
配給:ワーナー・ブラザース映画
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