『新空港占拠』「犬」白石聖の“能面のような表情”は台本の指示だった 黒幕本命は二葉?
第8話では、ジェシー演じる大河と裕子(比嘉愛未)の因縁も明らかに。当初は謎の男として注目を集めていた大河だが、やはり裕子を追う理由は、姉である新見百花の死にあった。今回のエピソードで、職業がタクシードライバーであることが明らかになった大河。実際にはジェシー自身は免許未取得であることから、「無免許のタクシードライバー」とファンから愛情を込めた突っ込みが寄せられているのも微笑ましい。
また誕生日がグループ結成日の“5月1日”であること、さらに勤務先の会社名が、SixTONESにちなんで“六石交通”であることが判明すると、SNSは「指名で乗車したい!」「六石交通ありがとうございました」というコメントで溢れかえった。いよいよ物語も終盤に差し掛かり、大河の過去についても、視聴者の考察の“答え合わせ”が始まっている。
次回の第9話の放送を前にして、視聴者の間で考察が飛び交っているのは、人質として囚われの身になっている武蔵の姉・二葉(奥貫薫)の存在についてだ。
大河が開いたファイルの「Mプロジェクト」が地下資源にまつわるプロジェクトであったこと、その20年前に失踪した武蔵健一の勤務先が横浜市役所の土木事務所であり、土地調査も業務の一つであることから「二葉がMプロジェクトに関する何らかの情報を持っている?」と指摘する声も多いが、真相は未だ闇の中。ここまで獣が二葉に深く触れてこなかったことを鑑みても、やはり最後に暴くにふさわしい、大きな罪を背負っていることを意味しているのだろうか。
『新空港占拠』第8話「新・爆弾」では、さまざまな新事実が武蔵と視聴者を驚かせた。ここから、「獣」と「ケダモノ」の復讐はラストに向けてさらに加速していく予感が漂う。物語の中にまだ私たちの気がついていない、大きな“爆弾”が埋まっているのだろう。