『グレイトギフト』波瑠演じる久留米の真実が明らかに ますます深まる“犯人”の謎

『グレイトギフト』ますます深まる犯人の謎

 ドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系)第7話「真犯人編」では、第8話より突入していく「最終章」への前段となる重大な事実が明らかとなる。

 それが、国立生命理工学研究所(生命研)で発見された「Oct 7」、現在の「ギフト」の元となる殺人球菌を見つけたのが久留米(波瑠)だということだ。

 「Oct 7」は発見された日付「October 7」から命名されており、藤巻(反町隆史)が「オクトセブン」と記していたのに対して、久留米はその意味を知っているかのように「Oct 7」と記載していたこと、そして生命研の当時の職員名簿に「久留米穂希」の名前があったことが何よりの証拠。生命研出身で、現在は明鏡医大病院で細胞培養士として働いている北本は発見された「Oct 7」について「危険性が証明されたところで、研究内で完全に消滅させられたはず」と答えていたが、久留米がそれを培養し保管していたということになるだろう。

 言ってしまえば、第1話から多くの視聴者が怪しい人物としてマークしていたであろう久留米のベールがこれでようやく剥がされたことになる。そもそも藤巻の「ギフト」の培養に協力する理由が「藤巻先生に好意を抱いている」という、久留米としては不合理な行動からであり、それは裏にほかの目的があったからにほかならない。

 第7話では、久留米に疑念を持ちながらも、それを黙認し、郡司(津田健次郎)に「ギフト」が入った注射を刺され、白鳥(佐々木蔵之介)側に人質にされた久留米を藤巻がかばう、命を心配する発言をしている。本坊(筒井道隆)や妻の麻帆(明日海りお)らが言う「次の人」としての思いはないとしても、これまで信頼してきた仲間としての恩情は少なくとも藤巻の心に芽生えているように思える。

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