『デッドプール&ウルヴァリン』の敵はカサンドラ・ノヴァ? 予告に隠された驚きの小ネタ
デッドプールは誰と戦っているのか?
気になるのは、一体デッドプールは何と(誰と)戦っているかです。予告の1分17秒目ぐらいのところに、スキンヘッドの人物の後ろ姿が見えますよね? これが今回のヴィランと言われているカサンドラ・ノヴァではないかと思われます。プロフェッサーXの邪悪な双子の妹で、やはりスキンヘッドなんです。あと、1分47秒目ぐらいにちらっと映っているのが一瞬ドクター・ドゥーム(今後のMCUに登場すると言われるスーパーヴィラン、ファンタスティック・フォーの敵)に見えたんですが、これはひっかけかな。
このシーンで、ドクター・ドゥームもどきの後ろのほうにS.H.I.E.L.D.の空中母艦ヘリキャリアのプロペラの残骸らしきものがチラッと映ります。そもそもこの場所はどこか? 『ロキ』に出てきた“虚無”空間に似ていますね。
あと1分50秒目あたりに出てくる「たまんねえな」というセリフを言うキャラ、彼は『X-MEN2』『X-MEN:ファイナル ディシジョン』のパイロ(演じるのは前2作同様、アーロン・スタンフォード)ですね!
それにしても、デッドプールの一連のアクションは本当にカッコいい。宙に浮かせた弾倉を装填して構えるシーンなんて鳥肌物です。デッドプールというとコミカルなイメージが強いですが、戦闘能力をはじめ、とにかく戦うときにキマっているんですよね。
ところで、戦闘シーンでデッドプールの後ろに転がっている、崩壊したと思われる巨大なオブジェ、「……URY」と読めますよね。これ、おそらく20世紀フォックス(20th CENTURY)のロゴです(笑)。
ウルヴァリン登場! 次のアベンジャーズ映画の伏線も!?
この予告には2回ほどウルヴァリンが出てきます。というか存在を匂わせています。まず1分20秒あたりのカジノのテーブルかなんかに座っている後ろ姿。白いスーツを着てますね。魔都マドリプールを舞台にした『ウルヴァリン:パッチ』というコミックシリーズのウルヴァリンでしょうか?
そしてこの予告の最後に登場するシルエットと後ろ姿。正面は見せてくれませんが、ウルヴァリンです! しかもコミックでおなじみの黄色ベースのコスチュームです(なおテレビCMのほうではすごくぼかしていますが、デッドプールの朦朧とした目がこちらに迫ってくるウルヴァリンの正面をとらえたシーンがあります)。
このシーン、最初は気づかなかったのですが、海外のファンの方のポストを見てビックリしました。2分3秒目のデッドプールがひっくり返っているシーンの向かって右になにやらゴミっぽいものが落ちているのですが、これがよーく見るとコミックの『SECRET WARS』。そう、アベンジャーズ映画第6弾のベースになると言われている作品です。
さらに、映画『インクレディブル・ハルク』に出てきたソーダの瓶(このソーダにブルース・バナーの血が混じって大騒ぎになる、という設定でした。この時ソーダを飲む人を演じていたのがスタン・リー氏でした)っぽいのです。いやあこの小ネタには気づきませんでしたが、これまたすごいイースターエッグです。
これらの予告編はYouTubeなどに公式であがっているので、ぜひチェックしてみてください。今年のMCUの劇場公開作品は、この『デッドプール&ウルヴァリン』だけです。過激な会話や流血シーンが多く、R指定映画確定ですね。
予告編のコピーである、「誰もが望むハッピーエンドへ」もとても気になります。この予告だけですでにハッピーなんですが(笑)、本編はさらにMCUを、いやヒーロー映画ジャンルそのものをハッピーにしてくれることを信じています!
■公開情報
『デッドプール&ウルヴァリン』
7月26日(金)全国公開
監督:ショーン・レヴィ
出演:ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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