『リビングの松永さん』“松永”中島健人の“わかりやすすぎる”嫉妬 向井康二の“ギャップ”も

 学業に励むふりをして、アルバイトを始めていた美己にショックを受ける松永。「美己と凌って付き合ってんの?」と美己と凌の関係を疑い、心を乱す松永を諭したのが、健太郎(向井康二)だ。

 健太郎が「見守ることも保護者の役割なんじゃないの?」と松永を諭すシーンは、短いながらも今回のハイライトの一つといっても過言ではないだろう。

 向井康二演じる、シェアハウス仲間の健太郎には、登場するたびに“ギャップ”を見せつけられている気がする。シェアハウスでは松永に絡み、チャラチャラしているようにも見える健太郎。しかし、的確なアドバイスを交え、松永を叱責する姿からは彼の芯の強さが垣間見える。向井のバーテンダー姿を拝みつつ、そんな彼の内面の魅力が表れた、健太郎ファンにはたまらないシーンだったのではないか。

 終盤では、美己はバイト先の客にストーカーとして跡をつけられてしまう。「俺は、こいつの保護者だ」とストーカーを追い払う松永にホッとしたのも束の間、今回は“いつもと違う”点が……。美己を見つめる視線がもう一つ。切なげに2人を後ろから見守る凌だ。

 思わず松永の背中に抱きつき、自分の嘘を涙ながらに謝る美己。「凌と付き合ってるんだろ?」と松永に聞かれ「私は、松永さんが……」と答え切る寸前、第5話は幕を閉じたが、凌の思いを知ってしまうと少々複雑な心境になる。

 とはいえ、やはり美己のヒーローは松永であってほしい。だからこそ、今回の健太郎の言葉が、松永の中にどんなふうに響いたのかが気になるところ。美己と松永の現在地を「友達以上、恋人未満」になぞらえるなら、「保護者以上、恋人未満」だろう。第6話以降、松永は自分に課した“保護者の壁”をどう打ち破っていくのだろうか。

■放送情報
火ドラ★イレブン『リビングの松永さん』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜23:00〜放送
出演:中島健人、髙橋ひかる、向井康二、藤原大祐、大久保桜子、黒川智花ほか
原作:岩下慶子『リビングの松永さん』(講談社『KCデザート』刊)
脚本:田辺茂範
演出:金井純一、日暮謙、松川嵩史
プロデューサー:萩原崇、島本講太、本郷達也、村山太郎
音楽:眞鍋昭大、畑添美菜
主題歌:Sexy Zone「puzzle」(Over The Top)
制作協力:MMJ
制作:カンテレ、Storm Labels
©︎カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/matsunagasan/
公式X(旧Twitter):@matsunagasan8
公式Instagram:@matsunagasan8

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