志田彩良×伊武雅刀、互いの“裏切られた”魅力は? 『裏切り飯』撮影の醍醐味を語り合う
志田彩良と伊武雅刀がW主演を務めるドラマ『こんなところで裏切り飯』が中京テレビほかにて放送中だ(TVer、Hulu、Locipo、U-NEXT、Leminoで見逃し配信中)。
中京テレビが手がける連続ドラマとしては、2023年に放送された『スーパーのカゴの中身が気になる私』に続き2作目。全国にホテルを展開する「榊原ホテルグループ」の豪腕社長・榊原総一朗(伊武雅刀)と謎の秘書・小野寺真理子(志田彩良)が、地元名物の陰に隠れた一見どこでも食べられるようで、 そこでしか味わえない美味しさの“裏切り飯”を通して成長していくハートフルグルメコメディとなっている。
24歳の志田と74歳の伊武。50歳差の2人が取材に応じ、「良い意味で裏切られた!」と感じる互いの初印象や全国ロケの感想を語った。(苫とり子)
志田彩良「伊武さんはチャーミングで素敵な方」
――すでに最終話まで撮り終わったとのことですが、改めて撮影を振り返ってみていかがですか?
志田彩良(以下、志田):スタッフのみなさんが本当に温かく、伊武さんもお茶目な方なので、現場はいつも和気あいあいとしていて楽しかったです! ロケで全国各地に美味しいものを食べに行かせていただいたんで、仕事なのですが、みんなで旅をしている感覚に近かったかもしれないです。
伊武雅刀(以下、伊武):志田さんはね、役柄にピッタリな方なんですよ。何がピッタリかというと、志田さんは行った先々の食べ物を本当に美味しそうに食べるんです。僕は年齢とともに少食になってしまって、そういう意味でいうと、撮影で1日に結構な量を食べなきゃいけないので大変は大変でしたね。
志田:そう言いつつも、伊武さんはカメラが回っていないところでも美味しそうに食べていらっしゃいましたよ(笑)。
――このドラマでは、予想を裏切り、期待を超える美味しさの“裏切り飯”に焦点が当たります。今回、初共演となるお二人が「良い意味で裏切られた!」と感じたお互いの印象を教えてください。
志田:伊武さんのことをお会いする前は「ちょっと怖い方なのかな?」って思っていたんです。でも実際現場に入ってお話させていただくと、すごく素敵な方で。こちらを優しく気遣ってくださったり、チャーミングな一面もあったりと、良い意味でたくさん裏切られました。
伊武:うまいねえ(笑)。さっきも言ったけど、本当に志田さんはよく食べるよね。食べ終わった後も、「これお土産に買っていこう」とかって話しているんだから。若さが溢れていましたよ。
――伊武さんから見て、志田さんはどんな役者さんですか?
伊武:素敵な女優さんですよ。見ていただけると分かるでしょう?
――はい、分かります。お会いした瞬間に笑顔が素敵だなと思いました。そんな志田さんは今期、日本テレビ系の連続ドラマ『消せない「私」ー復讐の連鎖ー』でも主演を務められます。連続ドラマ初主演、さらには同クール2作品ということで大変なことはありましたか?
志田:どちらも作風が全く違い、『消せない「私」』は結構ハードなシーンの撮影が多く、精神的というよりは体力的に常に気を張っている状態でした。あとは、一人で何役にも変装して演じるので、演じ分けが大変でした。逆に『裏切り飯』は、素で楽しませていただきました。
――昨年もNHKドラマ10『大奥』でのお芝居が高く評価されるなど、躍進劇が続く志田さん。そんな中での伊武さんとの共演で、改めて役者として影響を受けた部分はありますか?
志田:改めて完成した映像を観て、伊武さんの存在がドラマをより豊かなものにしてくださっていると感じました。見ていて、ちょっとクスッと笑ってしまう伊武さんの表情が好きです。ドラマ内で本当にいろんな表情を見せてくださっているので視聴者の皆さんにも注目していただきたいです!