工藤美桜が語る『院内警察』で掴んだ憧れの看護師役への思い 長濱ねるとのエピソードも
桐谷健太主演のフジテレビ系金9ドラマ『院内警察』は、2021年より『ヤングチャンピオン』(秋田書店)で連載中の『院内警察 アスクレピオスの蛇』を原作とした医療エンターテインメントだ。そんな本作に第3話から登場するのが、整形外科の看護師・白石日向。憧れのナース役へのこだわりや、共演者とのエピソードなどを、日向役を演じる工藤美桜に語ってもらった。
ナース役に憧れたきっかけは『ナースのお仕事』
ーー工藤さん演じる白石日向はどんな役どころなのでしょうか?
工藤美桜(以下、工藤):日向は心が優しくて、繊細だからこそ「人に迷惑をかけたくない」という思いが強い役です。考えすぎるがゆえに抱え込みすぎてしまう一面もあるような。その一方で、患者さんからはオアシスと呼ばれるような、すごく柔らかい女の子でもあります。ただ第3話の時点では、まだそういう部分は出ていないので、物語が進むにつれてオアシス感を出せたらいいなと思っています。
ーーもともとナース役に憧れていたとのことですが、それはなぜですか?
工藤:『ナースのお仕事』(フジテレビ系)を観て、「私もこんなドラマに出てみたいな」と思っていたんです。
ーー今回は、『ナースのお仕事』とはまた違った看護師役になりそうですね。
工藤:そうですね。おもしろく、快活な感じでもやってみたいんですけど、今回はギャップのある看護師として、「何を考えているんだろう」と視聴者の方をワクワクさせたいなと思っています。
ーー実際に演じてみていかがでしょう?
工藤:看護師さんって、すごく忙しく動いているイメージがあったのですが、実際に演じてみて「これを日常的にやられているなんて、大変だろうな」と思いました。事前に医療用語を調べたり、整形外科の看護師になるまでを調べてみたりしたのですが、すごい努力されているんだなと改めて思いました。
桐谷健太からのアドバイスも
ーー現場の雰囲気はいかがでしょうか?
工藤:共演者の皆さん、本当に優しいんです。私は、とにかく人見知りなんですけど、皆さんが話しかけてくださるおかげで、毎日来るのが楽しみな現場です。ただ、いざ撮影に入ると、シリアスなシーンも多かったりするので、現場の空気もガラッと変わるんですよね。皆さんが、それぞれ集中されているのを見て、私も頑張ろうと思えます。
ーー主演の桐谷健太さんの印象はいかがですか?
工藤:すごく優しいです。私が「どうしたら監督がおっしゃっていたようなお芝居ができるかな」と悩んでいたときに「もっとこういう過程が日向にはあるんじゃない?」「もっと感情を前に出していいと思う」とアドバイスしていただきました。まだ役をそこまで追いきれていなかったのですごく参考になりましたし、演じやすくなりました。それに、そうやって声をかけてくださる先輩が身近にいることって幸せだなと。私もいつか後輩ができたときに、そんな先輩になりたいなと思います。
ーー姉役の馬場ふみかさんとは8年ぶりの共演だそうですね。
工藤:はい。久々にお会いしたので、人見知りしちゃったんですけど、距離感が近かったみたいで(笑)。他の皆さんから「距離近いね」ってツッコまれました。そのときに、馬場さんが「なんか私のこと好きみたい!」って言ってくださったのがすごく印象に残っています。本当に優しいお姉ちゃんという感じです。