『大奥』ではライバル関係に 亀梨和也&宮舘涼太が語り合う、念願のドラマ初共演

 世代を超えて長きに渡り愛されてきた『大奥』が、フジテレビの連続ドラマとしては約20年ぶりに、1月18日より木曜劇場枠で放送される。公家の娘・倫子(小芝風花)との婚礼の儀を控える第10代将軍徳川家治を演じるのは亀梨和也。家治とはライバル関係となる白河藩藩主の松平定信を宮舘涼太が演じる。仲が良いことで知られる2人に、ドラマ初共演となる喜び、撮影への意気込みや自身が演じる役柄について語ってもらった。

亀梨「この関係値が現場におけるプラス材料を生んでいけたら」

――亀梨さんと宮舘さんは仲が良いことで知られていますが、本作での共演についての率直な感想を聞かせてください。

亀梨和也(以下、亀梨):宮舘くんは連続ドラマへの出演が初めてみたいで、そこは意外でしたね。僕は時代劇が初めてですが、宮舘くんの方が時代ものの経験があるので、その点は心強く思っています。楽しい京都の日々が始まるなと感じています……、でも僕のホテルは教えませんけれど。

宮舘涼太(以下、宮舘):マネージャーさんに聞くという手があります(笑)。

亀梨:(共演を知って)嬉しかったです。楽しみだなと思いました。

宮舘:僕も、まずは嬉しかったですね。それと同時に、先ほど亀梨くんが話してくれましたが、僕は連ドラが初めてなんです。亀梨くんは数多くの作品に出演されていますので、お話も聞きつつ楽 しめたらと思います。

――最初に共演が決まったときには、連絡を取ったのでしょうか?

亀梨:先に聞いてはいたのですが、僕から宮舘くんに言うのもおかしな話なので。そこはちゃんと会社から話が行ってから話そうかなと思っていました。会社の方も良きタイミングで言うんだろうからと我慢していたんですよ。そしたらすぐに宮舘くんから「亀梨くん、今度知ってます?」と連絡がきました。知ってるよ(笑)。

宮舘:はい! すぐ連絡をしました。だって本当にすごいことですよね。

亀梨:そうなんだよね。ずっと舞台でバックについてくれていたので、(付き合いが)長いものね。お互いこういう関係ではあるけれど、個々の仕事の現場では初めてです。きっとお互いのやり方があると思うので、その辺は尊重しながらやっていきたいですね。彼も立派にやっているので、そこから僕が学べることがたくさんあると思っています。(宮舘の当日の服装をネタにして)今日帰ったら、すぐ上下デニムのコーディネートを取り入れたいなと思います(笑)。

宮舘:早速イジってます(笑)。

――今回の共演を通して、お互いにどんな刺激を受けたいですか?

宮舘:僕としては映像でのお芝居の魅力や、目で気持ちを表現することなどを亀梨くんから学べたらと思っています。

宮舘涼太

――念願の共演でしたか?

宮舘:それはもう念願です。12歳の宮舘少年が、「この人みたいになりたい」と思ってずっとこの事務所に居続けて、今、隣で取材を受けている。ですから、今は不思議な空間にいる気持ちです。こういうことができるようになったのも、やはり亀梨くんの言葉や姿勢のおかげなので、『大奥』を通して亀梨くんからさらに学べるような関係でいたいです。

――亀梨さんもお願いします。

亀梨:僕自身、初めてのことだらけになると思うので、先輩としてどういう立ち居振る舞いができるのかは正直難しいですね。きっと一緒に手探りで学んでいくこともあると思います。そういう意味では、いろいろと言い合える“同士”のような関係でいさせてもらえるというのは、すごく心強い。一方で、ドラマは僕ら2人だけでやるものではないので、この関係値が現場におけるプラス材料を生んでいけたらいいなと思います。

――京都での撮影はどんな日々にしたいですか?

亀梨:とにかく寒いと言われたので、京都に行く前に2人でインナーを買いに行こうと話しています。

宮舘:そうですね。約束しています。自分でちゃんと用意していかないといけないものですから。メイクのときに着る浴衣などを一緒に買いに行こうかなと思っています。もちろん色違いで。

亀梨:ない、ない(笑)。『大奥』が発表されてから、京都での撮影を経験している会社の先輩方から「よろしく言っておいたから安心して行ってこい」という優しいサポートをいただきました。それはすごく心強いですね。

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