『ビヨンド・ユートピア 脱北』日本版予告公開 緊迫した脱出作戦の様子が

 2024年1月12日に公開される『ビヨンド・ユートピア 脱北』の日本版予告が公開された。

 本作は、祖国北朝鮮を離れいくつもの国境や川、険しい山岳地帯を超えて危険な旅に乗り出す2人の幼い子どもと80代の老婆を含む5人家族が、脱北ののち中国、ベトナム、ラオス、タイの4カ国を経由し最終目的地である韓国を目指す、総移動距離1万2千キロメートルの決隣り合わせの旅に密着したドキュメンタリー映画。再現シーンなしで、スマートフォンや折りたたみ式携帯電話で撮影された映像が使用されており、撮影は制作陣のほか地下ネットワークの人々によって行われ、一部の詳細は関係者の安全のために伏せられている。

 監督を務めたのは、戦争で荒廃したコンゴで性暴力を受けた女性たちを保護するために設立された団体「シティ・オブ・ジョイ」の活動を追ったNetflixドキュメンタリー『シティ・オブ・ジョイ~世界を変える真実の声~』を手がけたマドレーヌ・ギャヴィン。本作には、多数の著作を持ち、世界に北朝鮮の実態と祖国への想いを伝え続けるイ・ヒョンソをはじめ、数多くの脱北者やその支援者たちが登場する。

1.12(金)公開『ビヨンド・ユートピア 脱北』本予告|ある脱北家族が、自由を手にするまでの決死の旅路に密着ー

 公開された予告編は、北朝鮮を脱出するも中国の山間部で立往生してしまった5人の家族から、キム牧師の携帯電話に助けを求める連絡が入るシーンから始まる。キム牧師の指揮のもと各所に点在する50人以上のブローカーが協力する決死の脱出作戦が始まり、キム牧師は3世代に渡る家族である彼らが1万2千キロの大移動を経て、真の意味で“脱北”を果たすまでの行程に同行することに。この脱出作戦の一端が、映画の撮影クルーのみならず道中を共にする協力者によって携帯電話や隠しカメラで撮影されていく様子が映し出されている。

■公開情報
『ビヨンド・ユートピア 脱北』
2024年1月12日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
監督:マドレーヌ・ギャヴィン
製作:ジャナ・エデルバウム、レイチェル・コーエン、スー・ミ・テリー
配給:トランスフォーマー
2023年/アメリカ/英語・韓国語ほか/115分/ビスタ/カラー/5.1ch/G/原題:Beyond Utopi/日本語字幕:岩辺いずみ/字幕監修:西岡省二
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公式サイト:transformer.co.jp/m/beyondutopia/ 
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