ふせえり、朝ドラ『ブギウギ』下宿屋の主人チズを語る 「スズ子にとって『東京のお家』」

ふせえり、『ブギウギ』チズ役を語る

 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演中のふせえりよりコメントが寄せられた。

 ふせが演じるのは、スズ子(趣里)と秋山美月(伊原六花)が東京で住むことになる下宿屋の主人の小村チズ。お喋り好きで明るい性格。子供がいないため、スズ子を娘のように思っている。

 自身が演じるチズについての印象に関してふせは、「台本をいただいて見たらセリフがいっぱいあって、これ大変だなと思いました。でも楽しみでもありました。チズの下宿は、来るものを拒まず、来たら全員が家族、というようなイメージでとてもオープンです。チズと吾郎さん(隈本晃俊さん)には揺るぎない愛情があって、だから他の人にも愛情を注ぐことができるんだと思うし、そんなおせっかいができるいい時代なんだと思います。今なら、下宿のおばさんと一緒にご飯を食べるなんて、若い人は嫌がるでしょう。チズの役割は、スズ子にとって『東京のお家』であって、そこで見守るということだと思っています」とコメント。

 さらにスズ子役の趣里と秋山役の伊原六花の印象について、「おふたりともすごく爽やかです。趣里さんは、役に入り込みすぎないで演じている印象で、それがいいなと思いました。あまりどっぷりと入り込むのではなく、『趣里さん目線』のスズ子を演じています。伊原さんは、かつて『バブリーダンス』を見ていて、面白いことを真剣にやっている姿が印象に残っていました。実際にお会いしてもその印象の通りで、真剣に表現するというか、心でお芝居なさっています」と語った。

 また、印象に残っているシーンとして、秋山と吾郎が相撲をとったシーンを挙げる。「相撲をとる様子を見て、ワーッと言いながら盛り上がり、本当に娘たちと楽しんでいるようでした。秋山さんはその後にすぐ大阪に帰ってしまいますが、スズ子たちと本当に打ち解けられたようなシーンになりました。ご飯を食べるシーンも多く、印象に残っています。ドラマの設定では吾郎さんがいつも作ってくれていますが、このご飯がスズ子の原動力になっていると思います。ご飯が本当においしくて、しかもちゃんと関東の味付けになっています。撮影が終わっても、本当においしいからみんなで食べています(笑)」。

 最後に、放送を楽しみにしている視聴者に向けて、「スズ子は東京に来てからもいろいろありますが、それでもこの『東京のお家』があったから、歌っていける、頑張っていけるんだと思っています。下宿屋に帰ってくるとスズ子の本音が出たりしますが、視聴者のみなさんにとってもほっとできる場所であったらいいなと思います」とメッセージを送った。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK

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