『セクシー田中さん』木南晴夏×生見愛瑠、寄り添い合う関係の尊さ 笙野の“急接近”が続く
木南晴夏が主演を務めるドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)第3話では、田中さん(木南晴夏)と笙野(毎熊克哉)が一夜を共にした、その真相が明かされる。
安売りのひき肉のシェア、行方不明になったペットのハムスター・真壁くんの発見、一緒に料理したガパオライスと、あれやこれやと田中さんと笙野は酒も入りいい雰囲気に。翌朝、半裸で目覚めた笙野は逃げ去るように田中さんの家を出ていく。一方の田中さんは心に決めた人以外の男と一夜を共にしたと大ショックを受けていた。
会社の遅刻、腹痛からのベリーダンス教室のドタキャンと大丈夫ではない田中さんの元に朱里(生見愛瑠)が駆けつける。この第3話は、田中さんの生き方に憧れる朱里のある種一方的だった矢印が、双方向に向き始める回だ。男性経験のない田中さんの悩みを真摯に聞く朱里は頼もしい。「恋はしたいけど怖い思いはしたくない」という言葉が田中さんを納得させると同時に第2話までに彼女の口から何度も出てきた「リスクヘッジ」というワードを思い出させるシーンでもある。
結果的にしてはいなかったとしても、笙野の「下心を抱いていない」「そういう気持ちにならない自信」という余計な一言が田中さんを追い詰めていた。三好(安田顕)の無意識に出る思わせぶりな態度も、田中さんが卑下するのに拍車をかけている。「綺麗だねって言われるより、かわいいねって頭を撫でられたい。好きな人だけは」と本音を吐露しながら涙を流す田中さんを前に、笙野はなぜか田中さんが自分に好意を抱いていると勘違いをするのだった。ここまでくると笙野に対してイラつきを超えた、かわいそうという感情が芽生えてくる。
朱里もまた進吾(川村壱馬)との関係に悩んでいた。友人の華(円井わん)のイベントに顔を出す進吾の姿を発見してしまったからだ。朱里自身も一度関係を持ってしまった友達のはずの進吾への思いが分からなくなっていた。ベリーダンスを踊ることで自信を取り戻した田中さんが「何かできることがあるんだったら、私もお役に立ちたい」と今度は朱里の話を聞く。