道枝駿佑の演技から滲み出る実直な人柄 広瀬アリスは「意外と肝っ玉据わってる」と賞賛
広瀬アリスとなにわ男子の道枝駿佑が共演するTBS火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』がいよいよ10月17日からスタートする。主題歌も道枝が所属するなにわ男子の新曲「I Wish」に決定し、早くも期待が高まる。
本作は、広瀬が演じるやっかいな問題を抱えた30歳の主人公・白玉佐弥子が、謎の大学生の一言をきっかけに学び直しを決意。令和の大学生たちに揉まれながら、恋や勉強、夢に向かって奮闘するラブコメディ。脚本は『東京ラブストーリー』(FOD)などの北川亜矢子が手がけ、完全オリジナルストーリーで描かれる。
道枝が演じるのは現役大学生・小笠原拓。佐弥子の運命を大きく左右する役どころで、潮海大学建築学科の大学生、性格はぶっきらぼうで、一見何を考えているかわからない低体温男子と紹介されている。端正な容姿を持つものの、恋愛スキルは不明と、少々ミステリアスな雰囲気が漂う役どころだ。
道枝はこれまでも様々なドラマ、映画、舞台作品に出演してきた。2017年に放送されたドラマ『母になる』(日本テレビ系)で、主人公の息子・広役を演じ、当時14歳でドラマ初出演を果たしたのを皮切りに、2019年には『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)で生徒のひとりである東条正義役を、2020年には木村拓哉との共演でも話題を集めた『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)に出演したほか、2022年には彼らの先輩から脈々と受け継がれる『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)で5代目の金田一一役を務めた。また、同年7月に公開の映画『今夜、世界からこの恋が消えても』では、主演の神谷透役として国内はもちろん、韓国では“ミチゲッタ”現象を巻き起こすほどの人気を博した。
道枝が14歳で出演した『母になる』では、3歳で誘拐され、見知らぬ女性に育てられた後に、親元に戻るという難しい役どころを熱演。オフショットでは無邪気な笑顔を覗かせていたが、本番では表情はもちろん、うつむく姿、後ろ姿からも寂しさや複雑な心情が伝わってくるような芝居を見せた。2021年上演の舞台『ロミオとジュリエット』で、道枝は主演のロミオ役を演じ、舞台に寝そべりジタバタと恋焦がれる愛らしい一面から、時には感情をむき出しにする場面も。彼の息遣いからも舞台にかける一生懸命さ、まっすぐに作品に向き合っている姿勢が伝わってきて、瑞々しい芝居が印象に残っている。当時の道枝にしかできない、他の誰にも真似できない新たなロミオ像を見せてくれた。