『パリピ孔明』諸葛亮孔明役で新境地 コメディにぴったりとハマる向井理の演技
本作の脚本を手がけているのは、魅力的なキャラクターたちが織りなす人間ドラマをテンポのよい会話で展開することを得意とする根本ノンジ。第1話からその根本らしさは遺憾無く発揮されている。
明るくしっかり者の英子はバイトをしながらシンガーを志していた。しかし、現実は厳しい。ステージで歌を披露しても、さっきまでお酒を提供していたお客さんたちは注目してくれない。心が折れそうになった英子は、孔明にぽつりと弱音を吐いてしまう。でも、孔明は最初に助けてくれたから英子を頼っているわけではなく、彼女の歌に救われたからそばにいるのだ。「自分は英子の歌のファンである」ということを語りかける孔明の言葉が、優しい声でじんわりと心に染み込んでくる。これが嘘のない言葉であるというのが英子にも分かるから、他人から見たら“変な人”に見える孔明でも、自分のマネージャーになってほしいと思うのだろう。これから孔明の策によって、シンガーとして育てられ、成長していくであろう英子。今後の孔明と英子の関係性の変化にも注目していきたい。
向井は、上白石萌歌とのインタビューの中で、ラップに挑戦したことを明かしている。第1話ではその姿は見られなかった。これから先、まだ知らない新しい孔明の姿が待っているということだ。物語は始まったばかり。来週も見逃せないものになりそうだ。
向井理×上白石萌歌が語る『パリピ孔明』での新たな挑戦 成功の秘訣は“段取りスペシャル”?
9月27日より放送がスタートする、フジテレビ系水10ドラマ『パリピ孔明』(毎週水曜22時放送)。『週刊ヤングマガジン』(講談社)…
■放送情報
『パリピ孔明』
フジテレビ系にて、毎週水曜22:00~22:54放送
出演:向井理、上白石萌歌、菅原小春、宮世琉弥、八木莉可子、森崎ウィン、関口メンディー、アヴちゃん(女王蜂)、ELLY(三代目J SOUL BROTHERS)、ディーン・フジオカ、森山未來ほか
原作:『パリピ孔明』四葉夕ト(原作)、小川亮(漫画)(講談社『ヤングマガジン』連載)
脚本:根本ノンジ
企画:髙木由佳(フジテレビ)
プロデューサー:八尾香澄
演出:渋江修平ほか
制作協力:C&Iエンタテインメント
制作著作:フジテレビ
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