『何曜日に生まれたの』では難役に挑戦 白石聖が役を演じるときに大切にしていること

白石聖、役を演じるときに大切にしていること

撮影現場での居方に葛藤も?

ーーちなみに、白石さんはどういう学生生活を送っていましたか?

白石:中学生の頃は吹奏楽部に入っていたのですが、学校はあまり好きではありませんでした(笑)。高校生になってから「学校楽しいかも」と思うようになりました。

ーーどういう理由で好きじゃなかったんですか?

白石:いま思うと、中学生って多感な時期なので、それまで知っていた友達がいきなり思春期ぽくなったり、自分とは合わないなと思うようになってしまって。高校生になってからは、みんな自分で決めた道を進んでいくようになったので、そういう感情がなくなって、楽しいと思えるようになったんだと思います。

ーー学生時代の友達とはいまもつながりがあったり?

白石:つながりは全然ありますね。むしろ、地元の友達のほうが断然多くて、逆に仕事関係で知り合った友達があまりいないんです。

ーーそうなんですね。それは意外です。

白石:もちろん仲の良い人はいるんですけど、コロナ禍になってからは特に、人に連絡先を聞いたりするのも気を遣うようになってしまったところがあって。

ーー自分から話しかけに行ったりするタイプではない?

白石:「誰とでも打ち解けて、みんなと友達になれます!」というタイプではないんです。だからと言って、「話しかけようかな、どうしようかな……」みたいなタイプでもなくて。すんとした感じで現場にいるので、“話しかけたらいけないオーラ”みたいなものが出てしまっているのかもしれません(笑)。実際に話してみると、「こんな喋るタイプだと思ってなかった」と言っていただくことも多くて。最近は、自分の現場の居方はそれでいいのか、という葛藤が生まれ始めています。諸先輩方にそういう話をすると、「仕事しに行ってるんだからそれで大丈夫だよ」と言ってもらえて、すごく楽になることもあって。なので、変えたほうがいいのかなとは思いつつも、まだこのままでもいいかと自分自身を甘やかしている最中です(笑)。

ーーなるほど(笑)。とはいえ、白石さんはドラマなどで主演を務めることも多いですよね。主演という立場だと、現場の空気づくりのために共演者の方に話しかけたりすることも必要になってくるのかなと思ったりします。

白石:それがほとんどできていなくて……(笑)。でも、話したくないわけでは全くないんです。お話することは好きだし、喋ることもとても好きなんですけど……。作品や役柄によるかもしれません。直近の作品だと、『とりあえずカンパイしませんか?』は女性3人の友情物語だったので、みんなでコミュニケーションを取って打ち解けられていたと思います。だから友達の役とかだととても話せるのかもしれません。

ーー確かに作品のテイストだったり演じる役の関係性だったりは大きいかもしれませんね。

白石:それで言うと今回の『何曜日に生まれたの』は役柄的にはみんなで話したり……という感じではありませんでしたが、お兄ちゃん役の溝端(淳平)さんは話しやすくてとても頼れる存在でしたし、飯豊さんとも会話を通してすいと蕾の関係性を築いていけたと思うので、とてもいい現場でした。みなさんとても温かくて、居心地が良かったです。

■放送情報
『何曜日に生まれたの』
ABCテレビ・テレビ朝日系にて、毎週日曜22:00~放送
TVer、ABEMAにて、地上波放送終了後見逃し配信 
TELASA、U-NEXTにて、第1話~最新話まで見放題配信
出演:飯豊まりえ、溝端淳平、井上祐貴、YU、若月佑美、片山友希、濱正悟、白石聖、早見あかり、シシド・カフカ、陣内孝則
脚本:野島伸司
企画・プロデュース:清水一幸
プロデューサー:南雄大、松原浩、柴田裕基、難波利昭
演出:大塚恭司、岩本仁志、松原浩
音楽:福廣秀一朗
主題歌:The Hollies「Bus Stop」
制作著作:ABCテレビ
©︎ABCテレビ
公式サイト:https://www.asahi.co.jp/nanuma/
公式X(旧Twitter):@nan_uma_abc 
公式Instagram:@nan_uma_abc
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<応募締切>
10月15日(日)

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