『ばらかもん』なるの計らいで清舟が川藤と“仲直し” 新たな一歩に感化された“家族たち”

 清舟(杉野遥亮)が決めた“自分の道”が明かされた『ばらかもん』(フジテレビ系)第10話。清舟は五島に戻って、村で書道教室を開き、なる(宮崎莉里沙)たちの先生になって村に恩返しがしたいという自分の目標を見つけたようだ。

 自身の道を決めてからの清舟は、少し前までの何かにつけ迷ったり人と比較したりしていた頃が嘘のように、とにかく穏やかでたおやかだ。ただ、突然の清舟の申し出にこれまで二人三脚でやってきたマネージャーの川藤(中尾明慶)は戸惑い、「金にならない奴とは付き合うだけ無駄だ」と言い捨てる。自分の知らないところで一人スランプを脱し“前向きな決断”を下して独り立ちしていこうとする清舟の姿が川藤からすれば眩しく、置いてきぼり感をくらったようで寂しくもあったのだろう。

 ただ、これまで書道しかしてこなかった世間知らずな清舟が書道教室を1人で形にできるわけもなく、全く相場感と異なる月謝を設定し、生徒が集まらず意気消沈。そんな彼を引っ張り立て直して次の一手を提示して見せたのは、結局親友でありマネージャーの川藤だった。2人の“仲直し”を祈るなるが、毎日川藤に電話し五島に呼び寄せたのだった。そして「先生には先生をやってほしい!」と言って、出世払いで月謝を払うと半田書道教室一期生第1号に名乗り上げたなるの律儀さも、清舟と川藤の“仲直し”を大きく前に進めていた。

 書道教室オープンに向けてDIYをしてくれたり、体験教室を開いてみるようアドバイスをしたり……その体験教室で生徒たちをまとめられずあたふたする清舟に「お前の道じゃないと俺はついていかないぞ」と自分らしいスタイルを貫くことを思い起こさせたり。見通しが甘くて不甲斐ないところもある清舟の奮闘ぶりを温かく見守る川藤は、清舟に変わらず頼られてなんだかんだ嬉しそうだった。

関連記事