髙橋ひかるが語る、多方面で活動し続ける理由 同世代の脚本家・若杉栞南に受けた刺激も

「誰かのきっかけになれるような人になりたい」

――髙橋さんは、モデルにバラエティと様々な顔をお持ちですが、中でも俳優業をする上で大切だと感じていることを教えてください。

髙橋:与えられた情報にどれだけ興味を持って、いかに自分なりに吸い上げるか。その吸引力がすごく大事だと思います。他のお仕事の場合は、自分から発信したり、自分でどう表現するかを考えますけど、俳優業は衣装、ヘアメイク、セット、照明、いろいろな材料があって初めて役が完成するので、「チームで作り上げていく」という意識も強いですね。

――『あちこちオードリー』(2023年5月17日放送/テレビ東京系)では「俳優業と、その他のお仕事のバランスについて悩んでいる」というお話もありました。

髙橋:観ていただいたんですか!? 恥ずかしい(笑)。毎回、出す答えは変わってきますけど、「すべてにおいて全力を出し切る」というのは変わらないかなと思います。全方向に球を投げまくって、拾ってくれた方に届けばいいなと思うし、足元に転がった球を「何だこれ」と気にかけてくれるだけでもいい。もしかして、それがドラマを観てくださるきっかけになるかもしれないので、今後も全方向に球を投げ続けます!(笑)

――ドラマのタイトルにもある「ハレーション」には“悪影響を与える”といった意味がありますが、悪いことに限らず、髙橋さんが誰かに影響を受けたことはありますか?

髙橋:私は幼少期からずっと、誰かに影響されて何かを始めることが多かったんです。ダンスもバレーボールも、お姉ちゃんがやってたから、友達がやってたから、って自分の意思で動くことが少なくて。「国民的美少女コンテスト」を機に芸能界入りしましたけど、それもダンスの先生が推薦してくださったから。いつか芸能界に入りたいなとは思っていたけど、そのきっかけをくれたのは先生でした。だから、これからは自分で動けるようになりたいし、誰かのきっかけになれるような人にもなりたいなって思いますね。今回この脚本を読んで、朱莉に負けないような強さを持ちたいなって、すごく思いました。

――ドラマでは「七夕」がひとつのキーワードになっていますが、今、短冊に書いて叶えたい願い事はありますか?

髙橋:机を大きくしたい(笑)。台本を読んでいるときに、バーッと飲み物とかをこぼしちゃったら嫌じゃないですか。今、細長いテーブルを使っているので、いつも物で机がパンパンになっちゃって、お水すら怖くて置けないんですよ(笑)。なので、お水を置いても怖くないくらいの広さがあるテーブルが欲しいです。

――お部屋の片付けも苦手なタイプですか?

髙橋:部屋の中で使うところが大体決まっているので、全体的には散らかっていないけど、その一帯だけ物がごちゃっとしてる感じです(笑)。なので、そのスペースを広げようかなと思っていて、それに合わせてテーブルも買い換えたいんです。かれこれ3年くらい、ずっと思い続けています(笑)。

■放送情報
『ハレーションラブ』
テレビ朝日系にて、毎週土曜23:30〜0:00放送
出演:髙橋ひかる、眞島秀和、一ノ瀬颯ほか
脚本:若杉栞南
演出:内藤瑛亮、長部洋平、高杉考宏、竹園元
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:髙木萌実(テレビ朝日)、清家優輝(ファインエンターテイメント)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日

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