玉城ティナ、自身の写真の拡散に「不思議な感覚」 『#ミトヤマネ』は「ぴったりな役」

 映画『#ミトヤマネ』の公開に先駆けて、8月20日に「『#ミトヤマネ』スペシャルイベント」が開催された。ミラーボールが輝く煌びやかな会場に現れたのは、宮崎大祐監督、玉城ティナ、稲葉友、valkneeの4人。

 本作は、玉城ティナ演じるカリスマインフルエンサー・山根ミトと周囲を取り巻く人物たちの生活から、現代の日本におけるSNSの影響力を描いている。会場ではティザービジュアルの「世界がみんなミトになる」という言葉を具現化したような、ミトヤマネの顔が大きくプリントされたマスクが配布された。また、DJセットから鳴る轟音の中で、観客たちが「ミトヤマネ」としてステージを囲む一幕も。

 イベントの冒頭でMCが登壇者らに今の気持ちを尋ねると、宮崎監督は「素晴らしい方々と映画を作れただけでも、とても幸せなのに……。こんなイベントまでやっていただけて、最高です。ありがとうございます」とイベント開催への喜びを語った。

 続いて稲葉が「SNS全盛の今の日本ということもあり、今日足を運んでくれた皆さんの力もお借りして、作品がいろんなところに広まっていってくれたなと思ってますし、僕もそうできるように頑張りたいと思っています。今日はどうぞよろしくお願いします」と挨拶。さらには玉城が「今日、サマソニじゃなくて、ここに来てくれた皆さんありがとうございます」とユーモアを交えて笑いを誘い、和やかな雰囲気でイベントがスタートした。

(左から)宮崎大祐、稲葉友、玉城ティナ、valknee

 本作では、主題歌と映画全編の音楽ディレクションをラッパーのvalkneeが担当している。作品における音楽の位置づけをを聞かれた宮崎監督は、「毎回映画を作るとき、企画を立てると同時にどのアーティストの方とやりたいかを考えるんですけど。今回はもうvalkneeさんしかいないって思って。僕自身がヒップホップが好きなのと、ミトヤマネは女性のインフルエンサーなので、『女性のラッパーで今、日本で誰が一番イケてるんだろう』っていうのを考えてました」とコメント。

宮崎大祐

 また、映画を彩る音楽について感想を求められた玉城は、「始まった瞬間、『これは引きずり込まれるぞ』っていう感じでした。素敵です。ありがとうございます」と、作品を彩る音楽についてvalkneeに感謝の気持ちを伝えた。宮崎監督の想いが詰まった今回の起用に「人生の中でそんなことあるんだって思いました」と喜びをあらわにしたvalknee。彼女の作るポップでありながらミトヤマネらしい毒々しさも感じさせる楽曲は、本作の大きな見どころの一つでもある。

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