『この素晴らしき世界』若村麻由美演じる妙子が新たな人生に挑戦 サスペンスな急展開も

 浜岡妙子(若村麻由美)が本格的に芸能界に足を踏み入れることになる。普通の主婦だった日常から一変、キラキラした世界で慣れない撮影に挑む妙子はどこか楽しそう。

 『この素晴らしき世界』(フジテレビ系)の第2話では、時に不安になりながらも一つひとつの苦難を乗り越え、新たな人生に挑戦する妙子の姿が描かれた。

 若菜が戻ってこないことを知らされた妙子は、改めて替え玉の仕事を続けるべきか悩む。そこに突然現れたのは夏雄(沢村一樹)だ。夏雄は、若菜が意識不明の重体だという話は妙子を繋ぎ止めるための嘘で、本当は居場所さえわかっていないと明かす。そして、妙子に面と向かって「若菜よりずっと素敵です」などと言うのだった。この出来事に舞い上がった妙子は、成りすましを続けようかと前向きに考え始める。改めて莉湖(木村佳乃)と会って「プロダクション曼珠沙華」の内情を教えてもらった上で、妙子はこの仕事を続けることを決意した。だが経験のない妙子にとって、芸能界の仕事は広告用の写真撮影だけでも一大事。スタッフと共に練習をするも、笑顔は固まり動きもギクシャクしてしまう。そんな時に、そっと妙子を支えるのも夏雄だった……。

 第1話に続いて、第2話でも妙子の夫である陽一(マキタスポーツ)と、夏雄のギャップはハッキリと描かれる。陽一は靴下を半分履いたまま会社の愚痴をこぼす上に、「ママには関係ないから」などと妻を「ママ呼び」。さらには、妙子のパートを仕事と認めないなど、リスペクトに欠けた言動で妙子を嫌な気持ちにさせる。一方の夏雄は、妙子が撮影で緊張してしまった時には肩を抱いて手を握り、新しいことに挑戦する妙子がしっかりリラックスできるようにと導いていた。「魔法をかける」と自称するだけあり、器用に妙子をリードするのだ。リアルすぎる陽一の“ダメ夫”ぶりと、絵に描いたような“キラキラ夫”の夏雄の対比は作品にユーモアを与える。

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