テレビ朝日シナリオ大賞受賞作に平泉成ら出演 鈴木浩介も「本当に素晴らしい脚本」と絶賛
7月15日深夜0時よりテレビ朝日系で放送される川﨑皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)主演ドラマ『拝啓、奇妙なお隣さま』に、平泉成、鈴木浩介らが出演することが決定した。
本作は、史上最年少22歳(※当時)で「テレビ朝日新人シナリオ大賞」の第22回大賞に選出された若杉栞南の受賞作をドラマ化するもの。少年忍者の川﨑がドラマ単独初主演を務め、共演にジャニーズJr.の大東立樹が名を連ねた。
昏睡状態となって入院した男子高校生・山村陸(川﨑皇輝)が、同じ病室に入院中の患者=“お隣さん”2人と意識の中で会話を繰り広げていく本作。世代も立場も異なる3人の心の交流、そして彼らを思う家族のドラマが描かれる。
鈴木が演じるのは、陸と同室に入院中の“お隣さん”で、陸と同様、遷延性意識障害で昏睡状態にある元高校教師の桑部辰郎。サッカー好きの高校生・佑太(大東立樹)の父でもある。
鈴木は本作の脚本を初めて読んだとき、 “生と死”、そして“家族”を描いたこの物語に心を揺さぶられ、移動中の新幹線で思わず号泣してしまったと語る。また、“昏睡状態の患者たちが意識下で会話を展開する”という設定について、「一体どうやって撮影するんですか!?」とクランクイン前から監督に質問したという。現場を訪れた若杉にも、「本当に素晴らしい脚本! 自分で書いていて泣かなかったんですか?」と声をかけた。
意識下で患者たちが話す場面がある本作は、映像化にあたってスタッフも表現の仕方を試行錯誤。クランクアップ時、鈴木も「こんなに豊かで柔らかく、みんなでふんだんにアイデアを出し合いながら、現場に臨めた事は、すごく幸せで充実した時間でした。みんなの力で軽々と乗り越えていけたんじゃないかな」と撮影を振り返った。
一方、平泉が演じるのは、同室に入院しているもう一人の“お隣さん”、川口修吉。また、辰郎の妻役を映美くらら、陸の両親役を尾上寛之と前田亜季が演じ、入山法子が修吉の娘・史子を演じることが決定した。
撮影現場を訪ねた若杉は、「役者の方々やスタッフの方々がセリフやト書きひとつに込める思いを隅々まで拾ってくださるということを改めて感じ、今後の脚本でも思いを込めることをやめてはいけないと心に刻みました」とコメント。「楽しい話か、悲しい話か捉え方は見ていただく方によって変わってくる物語だと思います。それでも、この物語が自分の選択は間違いじゃないと思える一助になれば……」と視聴者に向けてメッセージを寄せた。
鈴木浩介 コメント
最初にこの脚本を読んだのが、移動中の新幹線で大号泣してしまいました。
こんなに豊かで柔らかく、みんなでふんだんにアイデアを出し合いながら、現場に臨めた事は、すごく幸せで充実した時間でした。
私自身この作品に参加させていただき、本当に感謝しております。
ぜひ、多くの方に見てほしいです。
若杉栞南(脚本) コメント
映像化決定を聞いたときの心境
お話をいただいたときは、今作の様々な事情を抱えた登場人物たちに息を吹き込んでいただけるのか……と胸がいっぱいになりました。同時に、授賞式で先生方からお言葉をいただいたように“人に観せる”ものが書けたのだろうか?という不安もありました。
映像化という機会を頂いたことで、“魅せる”だけではなく“観せて”どう感じるのかが脚本だと思うようになり、気が引き締まりました。
撮影現場の雰囲気
脚本という骨組みに肉付けされていく様子を目の当たりしました。同じシーンでもセリフのテンション、動きの見せ方ひとつでこんなにも印象が変わるのかと、テレビや劇場スクリーンでは普段は見ることのできない経験をさせていただきました。また、ト書きでは書ききれない情報が細部まで広がっていて、読み物ではなく観る物だからこその空気を全身で感じました。
役者の方々やスタッフの方々がセリフやト書きひとつに込める思いを隅々まで拾ってくださるということを改めて感じ、今後の脚本でも思いを込めることをやめてはいけないと心に刻みました。
視聴者へのメッセージ
楽しい話か、悲しい話か捉え方は見ていただく方によって変わってくる物語だと思います。それでも、この物語が自分の選択は間違いじゃないと思える一助になればと思っております。
■放送情報
『拝啓、奇妙なお隣さま』
テレビ朝日系にて、7月15日(土)0:00~1:00放送
出演:川﨑皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)、大東立樹(ジャニーズJr.)、鈴木浩介、平泉成、映美くらら、尾上寛之、前田亜希、入山法子
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:髙木萌実(テレビ朝日)、山川秀樹(テレビ朝日)、布施等(MMJ)
演出:竹園元(テレビ朝日)
脚本:若杉栞南
制作:テレビ朝日、MMJ
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