『風間公親-教場0-』から『CODE-願いの代償-』へ 堀田真由の目覚ましい活躍

 堀田真由の活躍が目覚ましい。春クールドラマでは『風間公親-教場0-』(フジテレビ系/以下『教場0』)に出演し、木村拓哉演じる風間公親の指導官室でデスクを担当する伊上幸葉役を演じたことで多くの人に強い印象を残しただろう。そんな堀田は今年、映画『バカ塗りの娘』(9月1日全国公開)で主演、映画『禁じられた遊び』(9月8日全国公開)でヒロインの同僚役を演じるなど、2本の公開待機作を控えているほか、7月期の日曜ドラマ『CODE-願いの代償-』(読売テレビ・日本テレビ系/以下『CODE』)でもメインキャストの三宅咲役を演じる。まさに今、勢いのある女優だ。

 堀田は、2014年に自らオーディションに応募して芸能生活をスタート。翌年にはWOWOW『連続ドラマW テミスの求刑』でドラマデビューを果たす。2本の朝ドラにも出演。『わろてんか』(NHK総合)で主人公の妹・りん役を、『エール』(NHK総合)では主人公の初恋の相手・志津を演じている。さらに結婚情報誌『ゼクシィ』では若手女優の登竜門とも言われる13代目CMガールに選ばれ、約3年間にわたってキュートな花嫁姿を見せた。このテレビCMで堀田を認知した人も多いことだろう。

堀田真由、『大奥』家光役は「代表作になると確信している」 福士蒼汰との共闘を明かす

謎の奇病で男女の立場や役割が逆転した江戸パラレルワールドを描くよしながふみ原作のドラマ『大奥』(NHK総合)。1月10日に放送さ…

 2022年からはその快進撃が加速する。『鎌倉殿の13人』(NHK総合)への出演で大河ドラマデビューも果たし、『大奥』(NHK総合)では徳川家光という挑戦的な役どころでの好演に賞賛が集まる。その勢い冷めやらぬまま、『教場0』に出演することになる。

 そんな堀田の魅力は、なんといっても変幻自在な芝居だろう。どうしても若手女優には“ヒロイン”というステレオタイプなキャラクターが回ってきてしまうことが多い。だが、これまで堀田が演じてきたキャラクターは、突如として悪女に豹変する『エール』での志津役や、男装姿で視聴者を魅了した『大奥』徳川家光役など、一筋縄では演じられないような難役ばかり。『教場0』でも例に漏れず、異質のキャラクターを演じたことから、視聴者の間で犯人との関係が最後まで取り沙汰されたほどだ。

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