“アイデアマン”北村一輝との共演

ーー北村さんが出すアイデアには、具体的にどんなものがあるのでしょうか？

小芝：北村さんは、「台本にある会話だけじゃなくて、ちゃんとキャラクター同士の関係性が深まっていく様子を見せた方がいいと思う」とクランクインの前からおっしゃっていたんです。だから、北村さんが足したちょっとした一言に、私が「何してんだおっさん」って言い返したり、ミナレと麻藤が打ち解けていくにつれて、そういう軽口の言い合いも増やしています。

ーー現場で一番明るい方は誰ですか？

小芝：それも北村さんだと思います。現場に入られると、それだけでパーっと明るくなりますし、宇都宮の撮影のときもたくさん差し入れをしてくださって、現場の士気が上がるように明るく楽しくしてくださっています。

ーー実際のラジオ局で撮影をされたそうですが、印象的だったことはありますか？

小芝：私は喋る側なので、ブースにはお仕事で入らせていただくこともあるんですけど、どちらかというと副調整室にいる北村さん、原（菜乃華）さんたちのほうが新鮮だったみたいです。どのボタンを押したらいいか手探りで触っていたら、つけていたヘッドホンから突然大音量の音楽が流れてきたこともありました（笑）。

ーー誤操作で（笑）。

小芝：そのとき放送していた番組が聞こえてきちゃったみたいです（笑）。

ーー小芝さんは、プライベートでもお喋りな方ですか？

小芝：喋る方だと思います。ただ、オンオフがあって、喋るときはすごく喋るけど、黙って携帯を見ているときもあります。現場では基本的にスタッフさんや共演者の方と喋っていることが多いですね。今回はちょっとセリフ量が多いので、覚えたり復習したりすることも多くて。

ーー毎回長台詞が多くて、覚えるのが大変そうに見えます。

小芝：大変といえば大変なんですけど。普段絶対に言わないセリフが多いので、結構楽しく覚えています（笑）。ミナレは他人にどう思われるかを気にせずに話しているので、台本を読みながら、「ふふっ、またすごいこと言ってる」と笑っちゃうことも多いです。この作品は本当に掛け合いが面白いので、視聴者の方にもそこが伝わっていたら嬉しいです。

■放送情報
『波よ聞いてくれ』
テレビ朝日系にて、毎週金曜23:15〜0:15放送
出演：小芝風花、片寄涼太、原菜乃華、中村ゆりか、平野綾、西村瑞樹（バイきんぐ）、井頭愛海、中川知香、小市慢太郎、北村一輝ほか
原作：沙村広明『波よ聞いてくれ』（講談社『月刊アフタヌーン』連載）
脚本：古家和尚
演出：住田崇、片山修、植田尚
音楽：林ゆうき、山城ショウゴ
エグゼクティブプロデューサー：内山聖子（テレビ朝日）
プロデューサー：高崎壮太（テレビ朝日）、神通勉（MMJ）
制作：テレビ朝日、MMJ
©テレビ朝日
公式サイト：https://www.tv-asahi.co.jp/namiyo/