『unknown』田中圭のトラウマの正体が明らかに サスペンス要素が徐々に強まる

 『unknown』(テレビ朝日系)が第3話で大きく動き始めた。虎松(田中圭)が隠していた秘密、それは父が殺人犯という衝撃の事実。こころ(高畑充希)は、その虎松の告白を目を閉じ、眠ったふりをしたまま聞いていた。

 20年前に起こった一家惨殺事件の犯人が虎松の父・一条彪牙(井浦新)であり、当時中学生だった虎松はその第一発見者だった。これまで何度も虎松の脳裏にフラッシュバックしていたのはその際の断片的な記憶。春陽町で起きている通称「吸血鬼殺人事件」とは別......と思われるが、一切無関係とは言い難いだろう。リリースには、一条彪牙は「今後も重要なシーンに登場する予定」との情報もある。

 こころが吸血鬼だという秘密と言わば対照的となる虎松の殺人犯の息子という事実。幼い日のトラウマを虎松はずっと言い出せずに、亡くなっているという嘘をついてまで、ここまで過ごしてきた。それをようやく言い出そうと思ったのは、こころが自分に優しく寄り添ってくれていたからだ。意を決して、自分の過去と向き合う虎松。こころが眠っていた想定であっても、思わず泣きじゃくってしまっても、彼にとってはその記憶の中にいる父と一瞬でも対峙できたこと自体が成長と言えるだろう。

 虎松とこころの結婚式に向けての準備が着々と進んでいく一方で、よからぬ関係性に進展しているのが加賀美(町田啓太)を交えた三角関係である。多くの秘密を抱えている虎松に対して不安を募らせていたこころに、加賀美は「じゃあ、別れちゃえば?」といつもの調子で甘い言葉を投げかけてくる。

 虎松という存在がいることで2人は『週刊熱波』の記者とカメラマンというバディでいられているものの、傍から見ればどこからどう見てもカップルである。酔っ払った加賀美が勢い余って噴水の池に入っていき、その流れから水を掛け合うという絵に描いたような青春のワンシーンはその象徴的なカット。仲良くずぶ濡れで交番にやってきた2人を見て、当然虎松は気が気ではない。

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