井浦新、田中圭の父親役で『unknown』にサプライズ出演　「今できる全てを注いで演じた」

　高畑充希と田中圭のW主演ドラマ『unknown』（テレビ朝日系）の第3話に井浦新がサプライズ出演した。

　本作は、2人の深い愛を描くラブストーリーに、連続殺人事件が絡み合う“ラブサスペンス”。誰にも言えない秘密を抱えて生きる週刊誌のエース記者で、その正体は吸血鬼という闇原こころ役を高畑、交番勤務の熱き警察官ながら、想像を絶する秘密を抱える朝田虎松役を田中が演じる。また、虎松と恋の火花を散らすことになる加賀美圭介役に町田啓太、こころの両親役で麻生久美子、吉田鋼太郎が共演に名を連ねた。

　本作を手がけるのは、『おっさんずラブ』（テレビ朝日系）の制作陣。プロデューサーの貴島彩理を筆頭に、脚本に徳尾浩司、監督に瑠東東一郎が参加。さらに、ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』（TBS系）を手がけた監督・金井紘も名を連ねた。

　5月2日放送の第3話では、虎松（田中圭）の抱える秘密が明らかに。それは、虎松の父親がかつて一家惨殺事件を起こした犯人であること、そしてそれを虎松が目撃していたというもの。そんな虎松の父・一条彪牙役を井浦が演じた。

　『にじいろカルテ』（テレビ朝日系）では医師役で高畑と共演、『あのときキスしておけば』（テレビ朝日系）では麻生に憑依される役で、貴島プロデューサーの作品に参加してきた井浦が、本作にカメオ友情出演を果たした。

　第3話のラストに映し出されたのは、隣人宅を訪れた虎松が血溜まりのリビングに倒れている人々、そして血まみれの包丁を手に立ち尽くす彪牙を目撃するシーン。虎松のトラウマとなった出来事のキーマンを演じるにあたり、井浦は「今できる自分の全てを注いで演じさせていただきました」とコメント。「『どんな役でも、一瞬でもいいから参加させてほしい』と無理を承知で直訴していて……ドラキュラの役だと勝手に思い込んで完璧な役づくりをしていた」と語る井浦。「名前のある役で、しかも少しだけですが台詞もいただけた」という井浦の言葉通り、彪牙は今後も重要なシーンに登場する予定だ。

　5月9日放送の第4話では、虎松の重い秘密と、それを1人で抱えて生きてきた彼の壮絶な人生を知ることになったこころの決断が描かれる。

　一方、一向に犯人の目星がつかない、春陽町の“血を抜かれた未解決連続殺人事件”。虎松とペアを組む刑事・闇原漣（井上祐貴）は、吸血鬼と「413」の落書きについて、この数字は犯行予告の日付だと推理。遺体から血を抜き取る事件の謎に一歩近づいたかのように見えるが、果たして捜査は一気に進展するのか。そして毎週アバンとエンディングで、少しずつ描かれる“血塗れの結婚式”。婚約をして、指輪を買い、結婚式場を決め、幸せな様子のこころと虎松は、同時に“結婚式の当日”に徐々に近づいて行く。

井浦新 コメント

本作に出演が決まったときの心境

貴島プロデューサーに「どんな役でも、一瞬でもいいから参加させてほしい」と無理を承知で直訴していたので、出演が決まった時は嬉しかったです。一番最初は「こころたちが飲む血のドリンクのパッケージのキャラクター（初代ドラキュラ）にしようかな～」と聞いていたので、数々の名優たちが演じたドラキュラの役を演じることができる、と胸を躍らせていました。

一条彪牙役を演じた感想

ドラキュラの役だと勝手に思い込み、写真だけの参加とはいえ、長い時間をかけてドラキュラを調べ上げ完璧な役づくりをしていたのですが、「吸血鬼じゃなくて殺人鬼でもよいですか？」と連絡を受け、人間の役だと知った時は真っ白になりました（笑）。でも、名前のある役で、しかも少しだけですが台詞もいただけたので、今できる自分の全てを注いで演じさせていただきました。

共演した高畑充希、田中圭の印象

高畑さんはどんぐり姫。田中さんは職人。

現場のキャスト・スタッフの雰囲気

ポイント参加の自分をいつでも明るく楽しくハッピーな空気感で迎え入れてくれて感謝しています。大虐殺シーンの撮影でも現場にはハッピーな空気が流れていたので、この人たちは本物だと畏敬の念を抱きました。信頼を寄せている貴島P一座のスタッフの皆さんと、また一緒にお仕事をすることができて幸せでした。

視聴者へメッセージ

『unknown』を観ていただいたら、きっと優しさに包まれると思います。優しさに満たされた温かい気持ちを、大切な人にも知らない隣の人にも分けてあげれたら、優しさが広がって愛に溢れた世の中になりますね。このドラマはそんな素敵な可能性を秘めたドラマです。どうぞ最後までお楽しみ下さい。

■放送情報
『unknown』
テレビ朝日系にて、毎週火曜21:00～21:54放送
出演：高畑充希、田中圭、町田啓太、麻生久美子、吉田鋼太郎ほか
脚本：徳尾浩司
監督：瑠東東一郎、金井紘
音楽：河野伸
ゼネラルプロデューサー：大江達樹（テレビ朝日）
プロデューサー：貴島彩理（テレビ朝日）、岡美鶴（アズバーズ）
制作協力：アズバーズ
制作著作：テレビ朝日
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