シャルロット・ル・ボン監督の長編デビュー作『Falcon Lake（原題）』が、『ファルコン・レイク』の邦題で8月25日より渋谷シネクイントほかにて公開されることが決定した。

　第75回カンヌ国際映画祭監督週間での上映を皮切りに、第58回シカゴ国際映画祭ゴールド・ヒューゴ（新人監督賞）ほか各国の映画祭で受賞を果たした本作は、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞に輝いたバスティアン・ヴィヴェスによるバンド・デシネ『年上のひと』（リイド社）を映像化した青春映画。『ムード・インディゴ うたかたの日々』『イヴ・サンローラン』などに出演し俳優としても活躍するル・ボンがメガホンを取り、初の長編監督作ながら脚本も手がけた。

　もうすぐ14歳になる少年バスティアン（ジョゼフ・アンジェル）は、母親（モニア・ショクリ）の親友ルイーズのもとでひと夏を過ごすため、家族4人でケベックの湖畔にあるコテージを訪れる。森、湖、深い自然に囲まれて過ごす数日間。メランコリックで大人びた雰囲気の3つ年上のルイーズの娘・クロエ（サラ・モンプチ）に惹かれていくバスティアンは、彼女を振り向かせるため幽霊が出るという湖へ泳ぎに行くが……。

　主演を務めたのは、撮影時14歳のジョゼフ・アンジェル。約400人もの中から選ばれたサラ・モンプチがヒロイン役を担当した。さらに、グザヴィエ・ドラン作品の常連としても知られるモニア・ショクリが主人公の母親役として共演に名を連ねた。

　合わせて公開されたティザービジュアルでは、湖へ泳ぎに向かう少女クロエを、少年バスティアンが眺める後ろ姿が切り取られている。「恋が、なにかも知らなかった。」というメインコピーが添えられている。

　なお本作は、Filmarksの運営会社が設立した新レーベル「SUNDAE（サンデー）」の第1弾作品として劇場公開される。レーベルのロゴデザインはイラストレーターのYUTAKA NOJIMAが手掛けている。

■公開情報
『ファルコン・レイク』
8月25日（金）渋谷シネクイントほか全国順次ロードショー
監督・脚本：シャルロット・ル・ボン
出演：ジョゼフ・アンジェル、サラ・モンプチ、モニア・ショクリ
原作：バスティアン・ヴィヴェス『年上のひと』（リイド社刊）
提供：SUNDAE
配給：パルコ
2022年／カナダ、フランス／カラー／1.37:1／5.1ch／100分／PG-12／原題：Falcon Lake／字幕翻訳：横井和子
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公式サイト：sundae-films.com/falcon-lake