ブレンダン・フレイザー演じるチャーリーの顔が全面に 『ザ・ホエール』アートポスター

 4月7日に公開されるダーレン・アロノフスキー監督の最新作『ザ・ホエール』のアートポスターが公開された。

 A24が製作・配給を手がける本作は、映画『π(パイ)』でデビューしたアロノフスキー監督の『マザー!』以来5年ぶりの最新作。アロノフスキー監督が初めて舞台を観た日から構想を続けていたという劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇の映画化企画が、10年余りの時を経て実現。『ハムナプトラ』シリーズのフレイザーを主演に迎え完成した。

 公開されたアートポスターは、台湾出身のアメリカ人アーティスト、ジェームズ・ジーンによるもの。フレイザー演じるチャーリーの顔が全面に写されており、「僕は信じたかった」というコピーが添えられている。アロノフスキー監督とは『マザー!』に続き2度目のコラボレーションとなった。

 アートポスターを手がけたジーンは、過去にはプラダのコレクションとのコラボレーションを行い、2021年には韓国の複合文化空間HYBEミュージアムで「BTS X JAMES JEAN」としてアイドルグループBTSのメンバー7人を描き、彼らのキャラクターをデザインした作品を発表した。ギレルモ・デル・トロ監督作『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のコラボレーションポスターも担当している。

 アロノフスキー監督は、今回のジーンのポスターについて「僕とジェームズは古くからの友人。今までもコラボレーションしていますが、アーティストとして彼は超多忙なので『公開前に映画を観ないか』という誘い方で、ある意味、罠を仕掛けました(笑)。すると彼は『ああ、この映画のために絵を描かなくちゃ』って言ってくれたんです」と語った。

 さらに、フレイザーの緊急来日にあわせ、都内劇場での公開記念舞台挨拶「ブレンダンを祝福・応援しよう!」オンライン参加者の募集が3月29日18時よりスタートする。大学のオンライン講座の講師であるチャーリーの役柄にちなみ、壇上ではZOOM画面が投影されフレイザーとともに参加できる。上映付き舞台挨拶のチケットは3月31日より先行抽選販売。詳細は公式サイトにて。

■公開情報
『ザ・ホエール』
4月7日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー
出演:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン
監督:ダーレン・アロノフスキー
原案・脚本:サム・D・ハンター
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
2022年/アメリカ/英語/117分/カラー/5.1ch/スタンダード/原題:The Whale/字幕翻訳:松浦美奈/PG12
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