『女神の教室』ロー生たちが導き出した法に対する答え 対照的な柊木と藍井に共通する想い
そうした前半部を経て、後半はガラリと空気が変わってロースクールの卒業に向けた総まとめに入る。柊木が教壇に立ち、最後の授業で語る「人がいて、人のために法律はあること」の言葉。そこに現れる藍井が、相変わらずの様子でひとりひとりを指名して問題を答えさせる授業風景。実務の柊木と、試験をパスするための藍井。対照的でありつつも、お互いに理解することまで辿り着き、それでいてブレない両者。共通している想いは、藍井の言葉が端的でわかりやすい。「いい法律家になれ」。
過去のエピソードの回想がダイジェストで描かれたことで、すっかり最終回ムードがただよった第10話だが、実際の最終回は次回である。しかしながら、このドラマがロースクールを舞台にした“学園もの”であると捉えれば、卒業という節目にテミス像の天秤のもとから歩いていく5人と、その背中を見守る2人で締める。これもまたひとつの立派な最終回である。
■放送情報
『女神の教室~リーガル青春白書~』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54放送
出演:北川景子、山田裕貴、南沙良、高橋文哉、前田旺志郎、前田拳太郎、河村花、佐藤仁美、宮野真守、小堺一機、尾上松也、及川光博
脚本:大北はるか、神田優
プロデュース:野田悠介
演出:澤田鎌作、谷村政樹
音楽:武部聡志
主題歌:Vaundy「まぶた」(SDR)
法律監修:水野智幸(法政大学大学院法務研究科)
制作・著作:フジテレビジョン
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