なにわ男子 長尾謙杜が『どうする家康』に新風を起こす? “義兄”松本潤との浅からぬ縁も
なにわ男子の長尾謙杜が、現在放送中の松本潤が主演を務めるNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演することが発表された。長尾は本作で初の大河ドラマデビューを果たす。
松本と長尾は、2022年1月期放送のドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)で初共演。放送前に行われた制作発表記者会見では、子役を除くと最年少にあたるキャストらしく、長尾の持つフレッシュさがキャスト陣にもいいエッセンスとなっていた。
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会見で長尾は、“チカラの源”についてコメントを求められると、なにわ男子のメンバーを挙げて「グループができてからいろんなことを経験しました」とコメント。松本から「アイドルっぽいお答えはいただいたので別のを(笑)」と無茶ぶりされると、今度は「おにぎり」と回答し、キャスト陣をはじめ報道陣からも笑いがこぼれた。長尾の優しさで包むようなトークは、会見の場に和やかな雰囲気を作っていた。
まっすぐなコメントと、メンバーカラーの黄色にふさわしいレモンのような爽やかさをまとったトークを聞かせたほか、会場を後にする際には、檀上の端から丁寧に一礼する姿が印象に残っている。そんなところからも、長尾のまっすぐな人となりが伝わってきた。
演技となると別人のような“豹変”っぷりを見せる長尾。彼の演技力を幅広い層へ知らしめたのが、2019年4月期放送のドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)で演じた若林優馬役だろう。ステージとは打って変わり、表情を曇らせ、思春期ならではの影と含みのある演技で初回から目を引いた。前述の『となりのチカラ』で演じた柏木託也役も、被災を機に祖母と2人暮らしをする高校生役で、いわゆるヤングケアラーを熱演。まだ10代という“青さ”がありながら、家庭内の様々な問題を背負う託也は、セリフや表情はもちろん、立ち居振る舞いからも訴えかけるものがあった。松本演じるチカラが託也の抱える問題に踏み込むことで、見ごたえのあるシーンを2人の骨太な演技で創り上げた。