玉城ティナが考える自己肯定感との付き合い方 『社畜OLちえ丸日記』は活力をもらえる作品

「自己肯定感が高すぎても難しい」

ーー本作の原作でもある、ちえ丸さんの書籍『自己肯定感が低くて挫けそうな時、明日の自分のためにゆでたまごをつくる』には、“自己肯定感”というキーワードが登場します。玉城さんは、自己肯定感をどう捉えていますか?

玉城:自己肯定感ってすごく大事ですし、ないよりはあったほうがいいというのが前提なんですけど、全員が100%持っていなきゃいけないわけでもないのかなと私は思っています。自分だけが気づく自分の足りなさに向き合えたほうが成長できると思うし、2〜3割くらいは余白があったほうがいいんじゃないかなって。

ーー玉城さんはお仕事の中で、“自己肯定感”を意識することはありますか?

玉城:俳優というお仕事はいろんな役があって、それに合わせてバロメーターを調整していかなければいけないので、自己肯定感が高すぎても難しい気がします。でも、最近はいい意味であまり人の話をちゃんと聞かないようにしています(笑)。

ーーそれはどうしてですか?

玉城:人から言われたことを指針にすることってよくあると思うんですけど、それを頼りにしすぎても、その人は私の人生を二人三脚で見守ってくれるわけじゃないので。本当は無責任に発しただけの一言に引きずられたり、そこから進めなくなってしまったりするのは、すごくもったいないと思います。だから、人の言葉は良くも悪くも真に受けすぎないようにしています。このお仕事をしていると、素敵な方とお話できる機会がたくさんあって、勉強になることもあるのですが、皆さんが全ての正解を知っているわけじゃないと思っているので。私は私なりに、私のできる範囲のことをやっていこうという気持ちで生きています。

ーー最後に、本作の見どころを教えてください。

玉城:今回、ちえ丸のモノローグがたくさんあるのですが、ちえ丸の表情と頭の中で考えていることのギャップに注目して観ていただきたいです。『社畜OLちえ丸日記』というタイトルを聞くと、やっぱり“社畜”という言葉のイメージが強いと思うのですが、ちえ丸はやりがいを持って毎日を生きていて、厳しい現実の中でも自ら夢を掴み取れる強さのある女性として描かれています。ちえ丸の生き方を視聴者のみなさんにも押し付けることはしたくありませんが、観てくれた方が明日を生きるための小さな活力をもらえる、そんな作品になっていると思うので、ぜひ楽しみにしていてください。

■配信情報
『社畜OLちえ丸日記』
Huluにて、2月10日(金)21:00より独占配信スタート 毎週金曜21:00新エピソード更新(全15話)
出演:玉城ティナ、望月歩、佐藤玲、田村健太郎、コウメ太夫、阿南敦子、平山祐介ほか
原作:ちえ丸『自己肯定感が低くて挫けそうな時、明日の自分のためにゆでたまごをつくる』(KADOKAWA刊)
脚本:蛭田直美
監督:横尾初喜、小山亮太
コンテンツプロデューサー: 吉田絵、岩長真理
プロデューサー: 星野恵 (AX-ON) 
Hulu:茶ノ前香、中村梓
宣伝:荒井智美、木之下ゆり子
制作:AX-ON
製作著作:日本テレビ

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