さらば青春の光、アンタッチャブル、チョコプラも 映画タイトルが由来のお笑いコンビたち

 お笑い芸人のコンビ名の付け方はさまざまだ。苗字や名前をもじったものもあれば、本人たちのなりたいイメージ像に寄せたもの、あるいはあえて見た目とギャップのある言葉を選んだものもある。

 また、本人たちが気に入っているマンガ、キャラクター、映画などのコンテンツを由来としているコンビも。本稿では、映画を由来にしたお笑いコンビを紹介。原案となっている映画を紹介する。

 映画の名前が由来となっているコンビと聞くと、みなさんはどのコンビを思い浮かべるだろう? 映画好きな方なら、映画名をそのままコンビ名にした、「さらば青春の光」を想起するのではないだろうか。お笑いコンビ・さらば青春の光は、森田哲矢と東ブクロによるコンビ。ふたりが社長と副社長を務める株式会社ザ・森東に所属している。もともと松竹芸能にて別々のコンビとして活動していた2人がコンビを組んだのは、2008年のこと。コンビ結成を同じ事務所の芸人・みなみかわに報告しに行った際、みなみかわが「俺がコンビ名付けたる! 昨日観た映画が2本あるから選べ」と言ったうちの1本が『さらば青春の光』だったのだそうだ。

 映画『さらば青春の光』とは、1960年代のイギリスが舞台の青春映画。イギリスの若者の間でブームとなっていた細身のスーツにミリタリーコートを重ね、飾りつけたスクーターで街に繰り出すモッズと、革ジャンにリーゼントのロッカーズの対立を軸に、彼らの生き方を描いた作品だ。

 今やテレビ番組を盛り上げる存在として欠かせないザキヤマこと山崎弘也と、そんなザキヤマを容赦なくツッコむ柴田英嗣によるコンビ「アンタッチャブル」。1994年に結成され、2004年にはM-1グランプリ王者にも輝いた2人のコンビ名は、1987年に公開された映画『アンタッチャブル』に由来している。同作は、1930年禁酒法下のシカゴにて、街を取りまとめるギャングのボス、アル・カポネと、彼を逮捕しようとする財務省から派遣された特別捜査官エリオット・ネスらによるチーム“アンタッチャブル”の戦いを描いた物語。ケヴィン・コスナーの出世作とも言われている。

 ちなみに2022年にABEMAにて配信された『証言者バラエティ アンタウォッチマン!ABEMAオリジナル』によると、アンタッチャブルというコンビ名になることを柴田は事前に聞いていなかったそう。ライブの出番時に「アンタッチャブルです」と紹介され、山崎から「俺たちだよ」と言われて知ったというエピソードを明かした。

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