パク・ヘイルがピョン・ヨハン率いる日本軍を迎え撃つ 『ハンサン』予告編&場面写真
3月17日に公開されるパク・ヘイル、ピョン・ヨハン共演の韓国映画『ハンサン ―龍の出現―』の予告編と場面写真が公開された。
天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、次の狙いを大陸の明国に定め、侵攻の足がかりとして朝鮮半島に出兵した文禄・慶長の役。その戦の中でも日本と朝鮮、両軍の大きな分岐点となった閑山島海戦を映画化し、韓国で730万人を超える観客動員を記録した。
イ・スンシン(李舜臣)は朝鮮水軍の将軍として日本の大軍から国を守り抜いた英雄。対する脇坂安治は、豊臣秀吉に仕え、加藤清正らとともに「賤ヶ岳の七本槍」に名を連ねた武勇の持ち主だ。お互いの実力を認める武将たちが、自軍内の政治的な駆け引きに翻弄されながらも、ついに決戦のときを迎える。伝説として語り継がれる朝鮮の装甲艦「亀船」や、天守閣が船に乗ったような日本の旗艦「安宅船」など、当時の軍艦の姿が現代に蘇り、戦国時代の海上バトルが展開する。
イ・スンシンを演じるのは、パク・チャヌク監督最新作『別れる決心』で主演を務めたパク・ヘイル。対する脇坂安治役には、本作で第43回青龍映画賞と第58回大鍾賞映画祭にて助演男優賞を受賞したピョン・ヨハンが扮した。さらに、『ラジオスター』のアン・ソンギ、アイドルグループ2PMのメンバーとしても活動しているオク・テギョン、『エクストリーム・ジョブ』のコンミョンらが脇を固める。
公開された予告編は、1592年、豊臣秀吉による朝鮮出兵により、首都・漢陽(現在のソウル)が陥落するなど朝鮮軍の敗退が続く中、全羅左道(チョルラチャド)水軍の大将イ・スンシンが「この戦いが朝鮮の命運を決する」と次を見据えて冷静に準備を進める姿が描かれる。
「何の戦いですか」と問われ「信念を貫く戦いだ」と答えるイ・スンシン。一方、日本軍の脇坂安治も水軍の将となり、イ・スンシンを待ち受け、ついに決戦の時へ。大海原で対決するのは日本水軍の“魚鱗の陣”と、数では劣る朝鮮水軍が繰り出す“鶴翼の陣”。また伝説として語り継がれる朝鮮の装甲艦「亀船」や、天守閣が船に乗ったような日本の旗艦「安宅船」など、当時の軍艦が対峙する海上バトルの様子が捉えられている。
監督のキム・ハンミンは、同じくイ・スンシンを主人公に慶長の役の鳴梁(ミョンリャン)海戦を描き、韓国映画の歴代観客動員1位を記録した前作『バトル・オーシャン 海上決戦』を作り上げた経験をもとに、本作では水上に船を浮かべずに撮影するという方法を選択。実物大の板屋船を2~3隻設置できる超大型規模の室内セットを江陵スピードスケート競技場に、また麗水に野外撮影用セットを作って撮影し、船団を取り囲む大海原はVFXで合成した。
■公開情報
『ハンサン ―龍の出現―』
3月17日(金)シネマート新宿ほか全国順次公開
出演:パク・ヘイル、ピョン・ヨハン、アン・ソンギ、オク・テギョン(2PM)
監督:キム・ハンミン
配給:ツイン
2022年/韓国/韓国語、一部日本語吹替/130分/シネスコ/5.1ch/字幕翻訳:福留友子/R-15
©2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:hansan-movie.com