『推し武道』ChamJam役で連ドラ初出演にメジャーデビューも @onefiveが明かす今の心境

メジャーデビューが決まったときの心境は?

――他の共演者のみなさんとも撮影を通して絆を深めたそうですね。

GUMI:はい! 優佳ちゃんを推してくれている、ふみくん役の岩永ひひおさんが本当に面白い方で。ジャンボさんもムードメーカーなんですけど、ひひおさんも場を盛り上げてくださるんです。「『Lalala Lucky』のMV観たよ! 今度リリイベやるんでしょ?」と言ってくれたり、周りの人にも@onefiveのことを広めてくれたりして、優しいおじさんって感じ(笑)。一緒に撮影してる時はずっと楽しかったです。

KANO:私は姫奈、美羽といることが多くて、休憩の合間にみんなで寝るんですよ。3人でめちゃめちゃ重なって寝ていて。寝相もすごいんですけど、お互いがお互いをお布団代わりにしてる(笑)。足を重ねたり手を重ねたり、普段はそんなことしないじゃないですか? 

――しないです(笑)。というか気になって寝れないです。

KANO:(笑)。それだけ仲が深まって、心を許せる関係になったのかなって。とにかく2人ともすごく可愛いです!

SOYO:仲良しなのは中村里帆ちゃんなんですけど、ドラマが始まる前から雑誌で活躍を見ていて。可愛くて憧れの存在だったので、実際に会えた時は「やばい! キラキラしてる! 芸能人だ!」と思って、全然話しかけられなかったんです(笑)。だけど撮影していく中で、お姉ちゃんみたいな感じで優しく接してくれて、すごく甘えさせてもらって。「SOYOちゃん可愛いね!」「今度ご飯行こうよ」と嬉しいことを言ってくださって……早く会いたいです(照笑)。

MOMO

MOMO:私はドルオタ4人衆(松村、ジャンボ、豊田、玲奈役の片田陽依)と一緒にお話をさせてもらうことが多くて、みなさん本当に優しいんですよ。えりぴよさん(松村沙友理)はアイドルをやられていたので、ダンスとか歌とか、アドバイスをたくさんお聞きできて嬉しかったです。ジャンボさんも前から大好きだったので、ジャンボさんが撮影してるところを、隣でじーっと見られてすごく幸せでした。基くん(豊田裕大)はお兄ちゃんみたいな感じでラフに接してくれました。年上の男性の方と話す機会が今まであんまりなかったので、仲良くなれるか不安だったんですけど、気さくに話しかけてくださって。最後はとても仲良くなって、いいパートナーになれたかなと思います。玲奈ちゃん(片田陽依)は「私は空音ちゃん推しです!」と言ってくれて。私は1人っ子なんですけど、まるで姉妹ができたような感覚。普段はグループ活動をしているから他事務所の子と仲良くなる機会がなかったので、お友達ができて嬉しかったです。ライブにも来てくださって、大好きですし可愛いです!

――話を聞けば聞くほど良い現場ですね。

MOMO:そうなんです! みんな優しくて、面白くて。

――クランクアップは泣いちゃったのでは?

一同:泣きました!

MOMO:みんな泣いたよね。

SOYO:大泣きだったね。姫奈ちゃんなんて、まだ最終日が残ってるのに私たちのクランクアップで泣いてて。

MOMO:3人(GUMI、SOYO、KANO)は先にクランクアップだったんですけど、泣いてるのを見たら3人よりも泣いちゃいました。

SOYO:「MOMOちゃんが泣いてる~!」って、逆に主役みたいだったよね。

SOYO

MOMO:なんかね、3人に対して我が子を見てるような気分だったの。「こんなに立派になって、よく頑張ったね」と思ったら泣いちゃった。

SOYO:んふふふ、ありがとう(ニッコリ)。

――そんな思い入れの強い『推しが武道館いってくれたら死ぬ』に4人は出演するだけでなく、@onefiveとして初めてドラマ主題歌も務めます。しかも、今作がメジャーデビュー作品。まずメジャーデビューに対しての率直なお気持ちはどうですか?

SOYO:初めて聞いた時はドラマが決まった時ぐらいに「え……?」でしたね。

KANO:しかも「avexからメジャーデビューします」と言われて。

SOYO:びっくりして声も出なかったし、頭の回転が追いつかなかったです。その直後に嬉しさが込み上げてきて、やっぱり飛び回って走り回りました(笑)。

――「そろそろメジャーデビューなのかな?」とか「デビューするとしたらavexかな?」みたいな、匂ってくるものなかったわけですか?

GUMI:一つもなかったですね! 「ちょっとお話が」と言われて、今インタビューを受けているこの部屋に連れて行かれて。

GUMI

KANO:悪いことしたかな? と思ったよね。

SOYO:「え、クビ? なのかな」とかね。

――(笑)。そしたらavexからメジャーデビューします、と。そんな記念すべきメジャーデビュー作「未来図」は、大舞台へ駆け抜けていく姿が描かれている曲ですが、みなさんが感じる楽曲の魅力や好きなところはどこでしょうか。

MOMO:おっしゃった通り、パッと聴いた印象は前へ進んでいく明るい感じがすると思うんですけど、私たちが経験した大変な出来事だったり、前に進めなかったもどかしさだったりも描かれていて。そういう意味でも、私たちのメジャーデビューにぴったりな曲だなと思います。

GUMI:私は〈弱音が溢れて蕾が咲いたら 名前付けよう とびっきりの愛を込めて〉のフレーズが好きです。今はメジャーデビューをさせていただいたけど、去年はなかなか前へ進めていない感じがしたし、自分たちでもどういう方向へ進めばいいのかも分からなくなって、何度も弱音を吐いてたんです。だけど……困難な時期も乗り越えて、ここまでこれた。そんな過去の出来事や気持ちを思い出せる歌詞ですね。

SOYO:夏ぐらいに立ち止まっていて、自分が何をしてるのかも分からなくなってしまって、未来も見えなくて。「どうしたらいいんだろう」ってみんなとずっと話し合っていた時期があったんです。知らない自分を見つけるために、みんなといっぱい打ち合わせをして、これからの方向性を考えていました。〈ギリギリまで切り込んじゃって 知らない自分と睨めっこ〉の歌詞を聴くと、その時のこと思い出すし、積み重ねたものはすごく大事なことだったと思います。これからも歌い続けて、初心を忘れずに頑張りたいなって背中を押される曲です。

KANO:私は〈道しるべ 迷わないように 輝き続けるんだ〉という歌詞が好き。挫折したり、「これからどうしよう」と4人で迷子になる時期もあったりしたけど、やっぱり「私たちは輝き続けたらかっこいいな」と思えたんです。

KANO

MOMO:3人が言うように、「未来図」は今の私たちを表してる曲だと思っていて。私は〈あの頃の自分はもういないけど 嘘でも上向いて 生きていかなきゃ行けないんだ〉という部分に共感します。私たちは3年前にデビューをして、その時は「あれもやりたい、これもやりたい。私たちなら絶対できるよね?」と希望に満ち溢れてて。それはすごくいいことだけど、無邪気に夢だけを見ていたあの頃の自分はもういなくて。18歳になっていろんなことが分かってきたし、今の自分たちをちゃんと理解できた。それでも、やりたいことがたくさんある気持ちは変わってなくて。ただ夢を見るんじゃなくて、それを叶えるために何が必要なのか? プロセスが見えたからこそ、頑張っていく気持ちが強くなっている。そんな想いを共有している私たちだからこそ、この歌詞が響くんですよね。なにより私たちにしか歌えない歌詞だなって思います。

――初めてのドラマ出演を果たし、同作品で初めてのドラマ主題歌を担当し、それが記念すべきメジャーデビュー作。@onefiveにとって、ものすごく大きなチャンスが重なったわけですが、どのように受け止めていますか。

MOMO:大きなチャンスを一気に3つももらえたのは、私たちだけの力じゃないんです。いつも応援してくださってるみなさんがいたからですし、マネージャーさんや周りのスタッフさんが頑張ってくださった結果です。私たちだけのものじゃなくて、たくさんの人が関わってるんだなって実感できた。私たちからしたら自分で勝ち取ったものではなくてプレゼントみたいな感覚。関わってくださる方々に感謝して、これから突き進んでいきたいです。

■配信情報
『@onefive LIVE 2022 -SPOTLIGHT-』
配信日:2022年12月17日(土)
配信時間:19:30/開演:20:00
視聴可能期間:~2022年12月31日(土)23:59 まで
視聴チケット【オーディオコメンタリー特典付き】:3,850円(税込)

チケット受付URL:
【国内販売】https://liveship.tokyo/onefivelive2022spotlight/
【海外販売】https://liveship.tokyo/en/onefivelive2022spotlight/

ドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』主題歌
「未来図」@onefive(avex trax)
作詞 : 辻村有記
作曲編曲:辻村有記、伊藤賢
各音楽配信サイトにて配信中:https://avex.lnk.to/miraizu

■放送情報
『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
ABCテレビ(関西)にて、毎週日曜日23:55〜放送
テレビ朝日(関東)にて、毎週土曜日深夜2:30〜放送
出演:松村沙友理、中村里帆、MOMO(@onefive)、KANO(@onefive)、SOYO(@onefive)、GUMI(@onefive)、和田美羽、伊礼姫奈、末吉9太郎(CUBERS)、岩永ひひお、村田優斗、片田陽依、西山繭子、豊田裕大、ジャンボたかお(レインボー)
原作:平尾アウリ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(COMICリュウWEB/徳間書店)
監督:大谷健太郎、北川瞳、高石明彦
脚本:本山久美子
音楽:日向萌
企画・プロデュース:清水一幸
プロデューサー:辻知奈美、矢ノ口真実(The icon)、高石明彦(The icon)
音楽制作:ポニーキャニオン
制作協力:The icon
制作著作:「推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会・ABC
©平尾アウリ・徳間書店/「推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会・ABC
©️A/T,O・A
公式サイト:https://www.asahi.co.jp/oshibudo/

■リリース情報
ドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
2023年2月15日(水)Blu-ray&DVD発売
※音楽集発売中
公式サイト:https://oshibudo-drama.com

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