『舞いあがれ!』福原遥&山崎紘菜、目黒蓮&佐野弘樹ら、ルームメイトの関係性を振り返る

 宮崎の航空学校で訓練するため、大阪の実家を出て寮生活を始め、その後、北海道の帯広分校に移った後も奮闘し続けているヒロイン・舞(福原遥)。連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)の航空学校編では、舞たち学生の寮での人間模様も描かれているが、宮崎本校で出会ってチームとなった6人は、2人ずつルームメイトとなり、寮生活を続けている。

 同室となった3組は、舞&倫子(山崎紘菜)、中澤(濱正悟)&吉田(醍醐虎汰朗)、そして柏木(目黒蓮)&水島(佐野弘樹)という組み合わせだ。残念ながら、水島は退学となってしまったため、現在、柏木は一人で部屋を使っているが、プライドが高く、ふざけることがない堅物の柏木と、常におちゃらけモードの陽気な水島は、一見、水と油のような対照的なルームメイトだった。

 だが、水島の退学が決まり、実家に帰るための荷造りをしている時に、柏木はいつしか水島を大好きになっていたことが発覚した。水島のために大泣きしながら「俺は悔しい」と言って、水島を抱きしめた柏木。2人は、いつの間にかルームメイトの絆でしっかりと結ばれていたのだ。

 柏木と水島の部屋で、柏木が舞の訓練に付き合っていた時には、水島はあえて席を外し、中澤と吉田の部屋に来て、「青い春を邪魔したくないのよ」とニヤニヤしていた。誰よりも早く柏木の舞への気持ちに気づき、密かに応援していたようだ。普通に学校に通う同級生なら、絶対に友達になっていなそうな柏木と水島は、ルームメイトになったことで友情が生まれたと言える。もし水島が退学していなければ、これからもっと面白いコンビになったかもしれない。

 一方、妻とうまくいっていない中澤と、母子家庭の吉田は、お互いのことを気にかけている、穏やかな関係のルームメイト同士のようだ。病気の母親の看病をするために1カ月も勉強が遅れてしまった吉田が、航空学校を辞めなければならない状況になった際には、中澤は仲間と一緒に必死になって、教官に対して吉田を擁護していた。おかげで無事に学校に残れた吉田も、妻との関係に悩む中澤を一番近くで支えている。

 初のソロフライトを終え、“ウィングマーク”のバッジをもらった時の記念撮影では、長身の中澤は小柄な吉田に合わせてかがんで並び、2人とも満面の笑みでポーズを取っているのがかわいらしかった。中澤と吉田は、兄弟のようなルームメイト関係を築いているように見える。

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