フィンランドの学生が寝台列車に乗り込む 『コンパートメントNo.6』予告編&場面写真

 2023年2月10日より新宿シネマカリテほかにて全国順次公開される『コンパートメントNo.6』の日本版予告編と場面写真が公開された。

 本作は、長編デビュー作『オリ・マキの人生で最も幸せな日』でカンヌ映画祭ある視点部門グランプリを受賞したユホ・クオスマネン監督の最新作。ロサ・リクソムの同名小説を原案にした本作で監督第2作にして第74回カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得。さらに、フィンランド・アカデミー賞と言われるユッシ賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など7冠を制し、アカデミー賞国際長編映画賞フィンランド代表選出、ゴールデングローブ賞非英語映画賞ノミネートと世界の映画祭で17冠を達成した。

映画『コンパートメントNo.6』予告編

 公開された約2分間の日本版予告編は、フィンランドから留学中の学生ラウラがモスクワで寝台列車にひとりで乗り込むシーンから始まる。同室となった粗野なロシア人の炭鉱夫リョーハの振る舞いや言動にうんざりし、「フィンランド語で『愛してる』はどう言う?」と酔っ払って問いかけるリョーハに対し、「“ハイスタ・ヴィットゥ”(くたばれ)よ」と答えるラウラ。その後のシーンでは、ラウラの元恋人が女性であることも描かれる。

 なお、ラウラの元恋人の女性は、ヴィターリー・カネフスキー監督作『動くな、死ね、甦れ!』で主人公の少女ガリーヤを演じたディナーラ・ドルカーロワが演じている。予告編で使用されている楽曲は、1986年にフランス人のDesirelessが歌ったヒット曲「Voyage Voyage」だ。

 さらに、予告編の最後には、乗車券を模したデザインの前売鑑賞券が映し出される。

■公開情報
『コンパートメントNo.6』
2023年2月10日(金)より、新宿シネマカリテほかにて全国順次公開
監督・脚本:ユホ・クオスマネン
原作:ロサ・リクソム『Compartment No.6』
出演:セイディ・ハーラ、ユーリー・ボリソフ、ディナーラ・ドルカーロワ、ユリア・アウグ
配給:アットエンタテインメント
後援:フィンランド大使館
2021年/フィンランド=ロシア=エストニア=ドイツ/ロシア語、フィンランド語/107分/カラー/シネスコサイズ/原題:Hytti nro 6/英題:Compartment Number 6/映倫区分:G
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公式サイト:comp6film.com

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