FANTASTICS 世界×佐藤大樹が考える“リーダーの役割" メンバーとの“絆”を感じる瞬間は?

佐藤「(FANTASTICSは)一致団結して何かを成し遂げる能力に長けている」

ーーお二人はグループでリーダーの役割をされていますが、普段の活動の中でリーダーとして心がけていることを教えてください。

世界:気を遣うこと。

佐藤:言うと思った!(笑)

世界:メンバーのお茶を汲んだり、お菓子を用意したり、デパ地下行ってお惣菜買って、カフェでコーヒーを買って……。

ーー後でマネージャーさんに事実確認させていただきますね(笑)。

佐藤:嘘ですから!(笑)。でも凄く気を遣ってくれているのは感じています。僕は、雰囲気作りですね。「リハーサル始めよう」とか「終わろう」といった進行の声かけとかもそうで、誰かが進めないといけないので。

世界:でも一番リハにいないよね(笑)。

佐藤:他の仕事と重なっていたんです!(笑)。ただ、自分がいるときは我が物顔でリハを仕切ろうと思って(笑)。どれだけウザがられてもいいから。

佐藤大樹

ーーでも、確かにリーダーってそういうことが大事な気がします。

佐藤:本当に大事で、やっぱりリーダーが一番気を遣わないといけないです。

世界:EXILEだと自分たちが一番下の方なので、先輩方に気を遣ってもらっているのがすごくわかります。AKIRAさんとか、NAOTOさん、小林直己さんとかを見ていると、リーダーはこうあるべきだ、と感じることばかりです。

佐藤:FANTASTICSは、僕たちがEXILEとしてデビューした後からできたグループなので、その責任感があります。それに、他のメンバーは少なからず僕たちにちょっとだけ遠慮する部分も絶対にあるはずです。僕が逆の立場だったら絶対にそうなので。一方で、僕らがEXILEとして活動するときは同じ立ち位置になるので、その気持ちもわかるからこそ、率先してグループが円滑に回るように意識しています。

世界:リムルよりリーダーシップを意識しているんじゃないですか?

一同:(笑)

佐藤:「グループを作ったらめっちゃ大変だった件」みたいな。「兼任したらめっちゃ大変だった件」みたいな(笑)。

世界:「働かせすぎだ」ってなっちゃうから!(笑)

佐藤:もちろん好きでやっています!(笑) やっぱり気を遣うというか、チームをより良くするかを誰よりも考えているんじゃないですか、僕らは。

ーー改めてですが、世界さんはどうですか?

世界:「風通しを良くする」ですかね。さっきのお茶汲みとかは冗談ですけど、差し入れとかは本当にしています。

佐藤:すごく差し入れしてくれますね。

世界:例えば、リハーサル中にコーヒーを頼んであげたりとか。そういうことは年下からは言えないでしょう。例えば、僕がコーヒー飲みたくても、EXILEの先輩メンバーに「ちょっとコーヒー飲みたいんですけど」とか言えないじゃないですか(笑)。「疲れたから休憩しませんか?」とかも言えないですよね(笑)。そういうことは率先してやるし、率先して休むように心がけています。もちろん、先輩後輩の関係性ばかりではないですけど、そういう心がけが大事な部分はやっぱりあると思います。最近だと“みんな平等で”という考え方も多いですが、これまでいいものが作り上げてこられたときは先輩後輩がうまく回ってる現場でした。なので、そういう現場の空気を常に作るようにしています。

世界

ーーとてもグループのことを考えられていますね。『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』は、タイトルにもある通り“絆”がテーマになっています。メンバー同士で絆を感じる瞬間はいつですか?

佐藤:デビュー当初に比べてそれぞれの仕事が忙しくなってきて、色々な“本番”にかけられる時間が少なくなってきているんです。どうしても全員が集まれなかったりとか、リハーサルの時間が限られてしまったり。一方で、個々がいろんな所で場数を踏んできているからこそ、どれだけ時間が少なくても本番をやるときは一致団結してきちんとやるとか、みんなで何かを成し遂げる、という能力にFANTASTICSはものすごく長けていると思っています。お芝居をするときや、自分たちの冠番組の収録など、全員が結びついたときの絆はめちゃくちゃ強いなと感じます。

ーー世界さんはどうですか?

世界:全部言われちゃいました!(笑)

ーー(笑)。たぶん、感じることは同じということですよね。

世界:そうですね、同じチームなので感じるものは一緒なのかな。全体で言うとそうなりますね。あとは、何も言わなくても誰かが気を遣っていたり、それに気づいてお礼をしたりする場面もグループ内では多いです。

ーー映画に結びつけるわけではありませんが、『転スラ』の世界でリムルがしていることは、まさにお二人がお話しされていたようなことだったなと、お話を聞いていて思いました。リムルにとっては部下という関係性でもありますが。

世界:でも、リムルもみんなのことを部下だとは別に思ってないですからね。仲間たちそれぞれとの絆がありますから。それこそ、リムルは本作でヒイロと出会いますが、そこでまた新しい絆が生まれたわけで。出会いを大切にしないといけないな、というのは、作品を観て改めて思ったことでした。

ーー最後に、お二人が考える本作の見どころを教えてください。

(左から)佐藤大樹、世界

佐藤:僕は劇場版から『転スラ』に入る人向けに。この作品を観た後に、「魅力的なキャラクターがこんなにたくさんいるんだ!」と感じました。それに、一人一人がどういう出会いをしてこの仲間になったのか、それぞれどういった物語があったのかを、より知りたくなりました。劇場版を観てからでもアニメを楽しめるし、アニメを観ていない方でも劇場版から入っても十分楽しめるストーリーだったので、年齢や男女関係なく、ぜひ劇場に足を運んで観てほしいです。それに、劇場版にしか出てこない新キャラクターたちや、それを演じる声優の方々の演技も魅力的でした。このキャラクターの声はこの人が担当していたのか、みたいな答え合わせも帰り道にできて面白いなと思ったので、そういうところをぜひ楽しんでもらえたらと思います。

世界:僕は、逆にシリーズが好きな方にこそ早く観てほしいなと思います。うまく言えないのですが、シリーズが大好きな方にとって嬉しいことも驚くことも結構あります。それと、とにかく戦闘シーンのアクションがすごくカッコ良くて、ヒイロの戦闘シーンは特に気合が入っていると感じるシーンでした。楽しみにしていてくれたらと思います。

■公開情報
映画『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』
全国公開中
出演:岡咲美保、内田雄馬、福本莉子、古川 慎、豊口めぐみ、前野智昭、千本木彩花、M・A・O、江口拓也、大塚芳忠、柳田淳一、山本兼平、泊 明日菜、小林親弘、山口太郎、福島 潤、櫻井孝宏、木村昴
原作:川上泰樹・伏瀬・みっつばー『転生したらスライムだった件』(講談社『月刊少年シリウス』連載
ストーリー原案:伏瀬
監督:菊地康仁
脚本:筆安一幸
キャラクターデザイン:江畑諒真
モンスターデザイン:岸田隆宏
総作画監督:田中雄一
コンセプトアート:富安健一郎(INEI) 
美術デザイン:ボワセイユ レミ、佐藤正浩
美術監督:佐藤歩
美術:スタジオなや
色彩設計:斉藤麻記
モニターグラフィックス:生原雄次 
CGIプロデューサー:町田政彌
編集:神宮司由美
撮影監督:佐藤 洋
撮影:チップチューン
音響監督:明田川仁
音楽:藤間仁(Elements Garden)
アニメーション制作:エイトビット
配給:バンダイナムコフィルムワークス
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
公式サイト:https://movie.ten-sura.com/

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