『親愛なる僕へ殺意をこめて』ついにLLの正体が明らかに! 山田涼介との対峙で緊迫の空気

 とうとうB一は、追い求めていたLL事件の真犯人と対峙する。長年復讐に燃えていた相手を前に、B一は鋭い視線を投げかけた。山田涼介はこのクライマックスで、事件の真相を語りながらも復讐心と憎しみの炎を決して瞳から消すことはない。さらに、自分を育ててくれた人の手にナイフを振り下ろしたにもかかわらず相手が痛みを全く感じていないと知った瞬間には、憎悪に悲しみや絶望が入り混じり幾重にも重なる感情を見せた。『親愛なる僕へ殺意をこめて』は二重人格から復讐劇まで、俳優としての山田の新たな表現の扉を開いた作品であることに間違いはない。そして山田演じるB一がナミと接している姿は、たとえ別人に入れ替わっていると言われても話数を重ねるごとにエイジのような優しさが心の奥底にちゃんと宿っているように感じられる。だからこそ、私たちは最後までB一とエイジの物語をしっかりと見届けなければいけないという気持ちになる。

 物語はまだ続く。予告で明らかになったもう一つの殺人と、事件の犯人とは? そしてB一は亀一にどう復讐するのか。残された謎を最後まで追い続けたい。

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正の上、お詫び申し上げます。

■放送情報
『親愛なる僕へ殺意をこめて』
フジテレビ系にて、毎週水曜22:00~22:54放送
出演:山田涼介、川栄李奈、門脇麦、尾上松也、早乙女太一、髙嶋政宏、桜井ユキ、佐野史郎、遠藤憲一ほか
原作:『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作:井龍一、漫画:伊藤翔太(講談社ヤングマガジン刊)
脚本:岡田道尚
総合演出:松山博昭
プロデュース:草ヶ谷大輔
音楽:☆Taku Takahashi(m-flo)
主題歌:Hey! Say! JUMP「ウラオモテ」
制作著作:フジテレビジョン
©フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/shinainarubokue/
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