『ザリガニの鳴くところ』重要シーンの場面写真公開 2人の青年との関係が明らかに

 現在公開中の『ザリガニの鳴くところ』より、2人の青年の新場面写真が公開された。

 2019年、2020年の2年連続でアメリカで最も売れた本に輝き、日本でも2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位を獲得、全世界累計発行部数1500万部を突破するミステリー小説を映画化した本作。

 公開されたのは、これまで明らかにされていなかったカイア(デイジー・エドガー=ジョーンズ)の恋人たちと、湿地の奥で孤独に暮らしている姿とは違う表情を見せるカイアの場面写真。3枚のカットは謎の殺人事件の重要なポイントとなるシーンを捉えている。

 指紋も足跡も見つからない殺人事件だが、唯一の証拠となったのが、殺された青年チェイス(ハリス・ディキンソン)の遺体に残されていた赤い繊維だ。公開された場面写真では、その疑惑のニット帽を、カイアを幼いころから見守ってきたテイト(テイラー・ジョン・スミス)が被っている。そんな彼の帽子がなぜ指紋も足跡も消された殺人事件の唯一の証拠として残されていたのか。

 町の人気者で、裕福な家庭に育ち父親の後継者として前途有望だったチェイス。湿地の奥でひっそりと孤独に暮らしていたカイアとは無関係に思われたが、実はチェイスがカイアに対して好奇心を抱いたことをきっかけに、2人は人知れず恋人となっていた過去が明らかになる。常に強気で自己中心的なチェイスと、静かで人と触れ合うことが苦手なカイア。その奇妙な関係について、カイアを演じたデイジー・エドガー=ジョーンズは「二人の間には互いに対する好奇心のようなものがありました。カイアがチェイスに惹かれるようになったのは、彼女が初めて誰かに性的な魅力を感じる、という体験をしたからだと思います。ほとんど本能的なもので二人は惹かれ合い、ロマンスが生まれる。秘密の関係です」と普通とは少し違った関係だったことを明かしている。

■公開情報
『ザリガニの鳴くところ』
全国公開中
監督:オリヴィア・ニューマン
脚本:ルーシー・アリバー
原作:ディーリア・オーエンズ/友廣純訳『ザリガニの鳴くところ』(早川書房)
製作:リース・ウィザースプーン、ローレン・ノイスタッター
出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ、テイラー・ジョン・スミス、ハリス・ディキンソン、マイケル・ハイアット、スターリング・メイサー・Jr.、デヴィッド・ストラザーン
音楽:マイケル・ダナ
オリジナル・ソング:テイラー・スウィフト「キャロライナ」
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:https://www.zarigani-movie.jp/

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