『PICU』吉沢亮と大竹しのぶの掛け合いに引き込まれる 安田顕が家族のために担った役割

 植野は「ご家族の代わりに冷静な判断をするために医者がいる」というようなことを話していたが、まさに彼自身がその言葉通りの役回りをしこちゃん親子の間でも担ってくれた。詳しく明かされることはなかったが、南の中にある「がん治療にまつわる嫌な思い出」とはどんなものなのだろうか。志子田が幼い頃に亡くなった父親の死と関係があるのだろうか。膵臓癌で、かつ骨転位も見られる南の「とにかく痛い」という言葉に身が裂かれる思いがしたが、その弱音一つさえ自分の前では吐き出せず我慢させてしまっていたことに気づいた志子田も同じように苦しく辛かっただろう。

 次週は心臓移植を望むも感染症にかかってしまい、それこそ“神様の領域”の一歩手前にいるような圭吾(柊木陽太)に、志子田らPICU がどう向き合うのかが描かれそうだ。

■放送情報
『PICU 小児集中治療室』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54放送
出演:吉沢亮、木村文乃、安田顕、生田絵梨花、高杉真宙、菅野莉央、甲本雅裕、中尾明慶、高梨臨、菊地凛子、正名僕蔵、松尾諭、大竹しのぶほか
脚本:倉光泰子
演出:平野眞
プロデュース:金城綾香
医療監修:浮山越史(杏林大学病院)、渡邉佳子(杏林大学病院)
主題歌:中島みゆき「俱に」(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
音楽:眞鍋昭大
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/PICU/
公式Twitter:@PICU_cx
公式Instagram:@picu_cx

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