『アトムの童』衝撃の展開に絶句 山﨑賢人と松下洸平は強大な敵にどう立ち向かう?

 ゲーム、フィギュアのデータや製造設備を含む全財産をなすすべなく奪われたアトム玩具。熟した果実が自然とこぼれ落ちるように、アトムの株式は銀行を介して興津の手に渡った。那由他と隼人にとっては2度目の敗北である。1度目は『ダウンウェル』で、公哉は責任を取って命を絶った。あの時、公哉がどんな思いだったかは想像するしかないが、いたたまれず胸が張り裂けそうな絶望そのものだったに違いない。

 あまりにも鮮やかに天国と地獄を見せられたせいで先のことまで考えが及ばないが、事態打開のカギはユーザーが握っていそうだ。那由他いわく「ファンは最強」であり、『アトムワールド』成功の原動力はユーザーだった。また、財産を奪われても全てがなくなったわけではない。第1話で那由他は「ゲームの面白さはアイデア」と断言しており、実際に何もないところから『アトムワールド』は生み出された。さらに、海やじーさんずたちもいる。井戸を下っていくしかなかった以前と違い、那由他と隼人には100万馬力の仲間がいるのだ。波乱の第1部を終えた今、那由他たちが向こう側の世界をどのように攻略するか注目しつつ『アトムの童』というゲームの実況を続けるとしよう。

■放送情報
日曜劇場『アトムの童』
TBS系にて、毎週日曜21:00~21:54放送
出演:山﨑賢人、松下洸平、岸井ゆきの、岡部大(ハナコ)、馬場徹、栁俊太郎、六角慎司、玄理、飯沼愛、戸田菜穂、皆川猿時、塚地武雅(ドランクドラゴン)、でんでん、風間杜夫、オダギリジョー
ナレーション:神田伯山
脚本:神森万里江
演出:岡本伸吾、山室大輔、大内舞子、多胡由章
プロデュース:中井芳彦、益田千愛
音楽:大間々昂
製作著作:TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/atomnoko_tbs/

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