『アニメみたいに!』は声優志望者ほど必見? 佐藤拓也×堀江瞬が番組の魅力を語り尽くす

 声優の佐藤拓也と堀江瞬が、往年の名作アニメに登場する有名なシーンや現実離れした事象を“アニメみたいに”再現するチャレンジバラエティ『アニメみたいに!』が、YouTube(TMSアニメ公式チャンネル)で配信中。

 これまでに『じゃりン子チエ』の“カルメラ焼き”といった料理企画をはじめ、『ど根性ガエル』のTシャツ作り、『スペースコブラ』のアフレコ対決など幅広いテーマに挑んできた2人が、今回臨んだのは『ガンバの冒険』に登場する悪の総大将“ノロイ”の恐怖検証。

 可愛らしいネズミの格好をした佐藤&堀江コンビが、身をもってノロイの恐怖を体験するというドッキリ企画。後半には全身タイツの“ノロイ”も加わり、希有な3ショットで風船爆弾ゲームへと展開、予想外の結末へ!? 笑いの絶えない撮影現場で息ぴったりの掛け合いを見せていた2人を直撃し、番組への想いを語ってもらった。(nakamura omame)
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堀江瞬「メンタルがすごく鍛えられています(笑)」

🎃ハロウィンドッキリ😱マウスのコスプレで浮かれる2匹の声優が史上最凶シリアルキラーの餌食に⚰️⚰️佐藤拓也&堀江瞬『アニメみたいに!』ノロイの恐怖の巻【前編】

――まずは、今回の収録の率直なご感想をお願いします。

佐藤拓也(以下、佐藤):本当に、バラエティは奥が深いなぁと思いますね。視聴者の方に笑いを届けるっていうのは、やっぱり大変だなと実感しました。お笑いって難しい……。

堀江瞬(以下、堀江):あの~、僕の認識が間違っていなければ、佐藤さんって声優ですよね? ストイックだなぁ(笑)。でも僕、前回の“コブラ”コスプレで鍛えられたせいか、今日の“ガンバ”はソフトだなと思っちゃいました。

佐藤:痛くも痒くもないよね。

堀江:メンタルがすごく鍛えられています。たとえスベろうが、何も怖くなくなりました(笑)。

――声優さん、なんですけどね(笑)。

佐藤:いや、番組が始まった当初は、アニメ作品の中に登場する食べ物とかを我々が再現する、みたいなお話で……。

堀江:もともと、そういうコンセプトでしたよね!?

佐藤:そうなんだよ。アニメみたいに◯◯するっていう。だから、最初の頃はほのぼのとした心温まる風景をお届けしていたんですけど、最近は(制作サイドが)「アニメみたいに何か食べるだけじゃないよね」と。それはその通りだと思うんですけど、こんなにヒリつく現場だとは思いませんでした。

堀江:やるにしても、やり方っていうものがありますよね(笑)。

佐藤:あははは。最近は声優もお仕事の幅が広がっているとは思っていましたけど、「まだこんなにあったか」っていうね(笑)。毎回、鍛えていただいております!

――バラエティをやってみたいという思いはありましたか?

佐藤:そもそも声優は裏方なので、ここまで自分たちの職業がピックアップされることは想定していなくて。逆に声優という仕事をやらせていただいてるからこそ、エンターテインメントとして新たに表現する場を与えていただいているのかなと思うと、すごく可能性のある仕事だなと感じます。

堀江:僕は、学生時代にオタクやっていた頃からすでに声優さんがメディアに出ていたので、声優を志す以上、いずれ僕も歌ったり踊ったりするコンテンツに関わる機会がきっと来ると思っていましたし、それをやるにあたって絶対にスキルが求められるんだろうなと思っていたので、覚悟はしていました。でも、その覚悟のカテゴライズの中にこういうもの(バラエティ)は入っていなかったので、不思議な世界だなと。

佐藤:ステージの上だけじゃなくて、今、運営に踊らされています。

堀江:あははは、うまい! 僕たちは踊ってるんじゃない、踊らされてるんだ(笑)。

――(笑)。企画の幅がどんどん広がっていますが、初回から今までで収録に臨む姿勢に変化はありますか?

佐藤:ちゃんと面白くできるかな、と身が引き締まる思いです(笑)。ただ、現場の雰囲気がすごく和やかで、スタッフさんもおおらかで優しい人たちばかりなので、自由にやらせていただいてありがたいです。

堀江:僕の中で変化といえば、スケジュール帳を見たときに『アニメみたいに!』の収録が入っていたら、ちょっと身構えるようになったくらいです。

佐藤:やっぱそうだよね、「ぉおっ」ってなるよね(笑)。

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佐藤拓也「“パーソナルな面白み”がどんどん溢れてくる」

――「今度は何が来るんだ」と(笑)。番組を通して、お互いの印象に変化はありますか?

佐藤:当初は、彼の柔らかい雰囲気や可愛らしい一面を僕は受け取っていたので、番組中に発するエッジのある言葉とか、予想もしない角度から来るとっさの行動を見るにつけ、本当に共演者として頼もしいなと思うし、もっともっと堀江瞬の生態を知りたくなります。いつもはマイクに向かってお芝居をするのが仕事なんですけど、キャラクターを何も背負わない“パーソナルな面白み”がどんどん溢れてくるのは、このコンテンツならではだろうなと思いますね。

堀江:佐藤さんに対して僕の中で一貫してあるのは、めちゃくちゃ場の雰囲気を読んで和やかにしたり、盛り上げてくださる方だなっていう印象です。今回の収録とかもそうなんですけど、たとえば大喜利がうまくいかなかったときに悔しがっているのを見て、「佐藤さんでもまだまだって思うのかぁ」って。

佐藤:いやいや、僕みたいなものは全然まだまだ……。

堀江:急な低姿勢(笑)。でも、僕からすると佐藤さんは本当にすごい方なのに、その佐藤さんが毎回勉強する姿勢で現場に臨まれていることで、「僕ももっと頑張らなきゃ」と思えますね。

――たしかに番組を観ていると、おふたりのパーソナルな部分を覗き見できる気がします。

佐藤:基本的に、僕らが皆さんの前に立たせていただくときには「何役の誰々」なんですけど、このコンテンツについてはまったく守ってくれるものがない(笑)。たとえば、「このキャラはこんなことをしない」みたいなことを武器として使えないので、丸出しの我々を見せなければならないっていうのはありますね。

堀江:だから、もし『ガンバの冒険』をリメイクするときには、我々をキャスティングしてほしいですよね。

佐藤:あっという間にノロイ一味にやられるネズミでもいいからね(笑)。

――今お話を伺っていても、おふたりの相性の良さをすごく感じます。

佐藤:瞬くんは、知り合ったときからいい人だし素敵な人なんですよ。一緒にやらせてもらう番組が、正直こんなに長く続けられるとは思っていなかったので、本当に嬉しいです。

堀江:僕も本当にそう思います。佐藤さんと2人組で何かをやらせていただく機会は他でも結構あるんですけど、佐藤さんとだからこそ、僕は伸び伸びできているんじゃないかなと。こんなに自由にさせてもらえる場所はそうそうないですし、すごく楽しみながらやらせてもらっています。

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