松本穂香×玉城ティナW主演、城定秀夫監督最新作『恋のいばら』公開へ 共演は渡邊圭祐

 松本穂香、玉城ティナがW主演、渡邊圭祐共演の城定秀夫監督最新作『恋のいばら』が2023年1月に全国公開されることが決定した。

恋のいばら
 図書館で働く桃(松本穂香)は、突然フラれてしまった元カレ・健太朗(渡邊圭祐)のSNSを見て、今カノ・莉子(玉城ティナ)の存在を知る。自分とは正反対のイマドキな洗練された莉子に興味を持ち、調べていくうちに桃は本人を特定する。そして“ある理由”で、莉子に直接会いに行ってしまう……。今カノ・莉子と対峙した桃は「リベンジポルノって知っていますか?」「彼が撮った二人の秘密の写真データを取り返したい……あと、あなたも撮られてないですか……」と話す。元カノと今カノ。出会うはずがないふたりが出会った今、“秘密の共犯”が始まろうとしている。

 健太朗の元カノ・富田桃役を演じるのは、朝ドラ『ひよっこ』(NHK総合)に出演、ドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)で主演を務め、『JOKER×FACE』(フジテレビ系)『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『みをつくし料理帖』『おいしい家族』の松本。初の城定組参加や、玉城との初共演について、松本は「初めての城定組、不思議な空気感で楽しみながら演じさせて頂きました。玉城ティナさんとは、ほぼ初めましてでしたが、ティナさんの人柄とその美しさにたくさん助けられながら、桃という人間を作り上げることが出来たと思っています」とコメントを寄せた。

 健太朗の今カノ・真島莉子役は、2012年より雑誌『ViVi』専属モデルとして活躍し、映画『惡の華』『Dinner』での演技が評価され第44回報知映画賞新人賞を受賞、さらに『xxxHOLiC』、『窓辺にて』の玉城。松本との共演や本作について、玉城は「桃役を演じられた松本穂香さんとのシーンが多かったので、二人の関係性の移ろい方なども二人で話し合いつつ、城定監督の思う世界観を作り上げていきました。元彼の、今カノ、という立場でしたが、三人のでこぼこな関係が、どうスクリーンに映るか、楽しみです」と撮影当時を振り返った。

 元カノと今カノの二人をつなぐ、“疑惑”のある彼氏・湯川健太朗役を演じるのは、2018年『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系)で初ドラマ出演し、2022年には『やんごとなき一族』(フジテレビ系)、初主演となった『チェイサーゲーム』(テレビ東京系)、12月公開の映画『ブラックナイトパレード』の渡邊。本作について、渡邊は「女性に対する性の感性の歪みと、モノに対する美しいという感性の折り合いをつけようとしたときに、罪悪感を持たない健太朗という男性を演じさせていただきました。その罪悪感のなさと歪みで出会う桃と莉子の2人の結論と、3人の折り合いのつけ方を想像しながら観ていただければと思います」コメントを寄せた。

 監督を務めたのは、公開予定作品を含め、今年公開される作品だけでも脚本または監督を6本務めている城定監督。近年では特集上映が組まれることもある。脚本を担当したのは『愛がなんだ』『Arc アーク』や、2023年公開予定の映画『ちひろさん』の澤井香織。

 公開されたティザービジュアルには、桃と莉子の意味深な横顔が写されている。2017年に自身初の個展「GINGER ALE」を開催し、2018年に初作品集『light years -光年-』(TISSUE PAPERS)を刊行した写真家の石田真澄が撮影を担当した。

コメント

松本穂香(富田桃役)

初めての城定組、不思議な空気感で楽しみながら演じさせて頂きました。
玉城ティナさんとは、ほぼ初めましてでしたが、ティナさんの人柄とその美しさにたくさん助けられながら、桃という人間を作り上げることが出来たと思っています。
決して気持ちのいい映画ではないかもしれませんが、この映画を通して何か感じてもらえるものがあれば嬉しいです。ぜひ、公開をお楽しみに!

玉城ティナ(真島莉子役)

真島莉子役を演じました、玉城ティナです。莉子はダンサー志望だったので、今まで使った事のない筋肉をダンスレッスンで発見しながら、できるだけ気持ちの乗ったダンスができるように心がけていました。桃役を演じられた松本穂香さんとのシーンが多かったので、二人の関係性の移ろい方なども二人で話し合いつつ、城定監督の思う世界観を作り上げていきました。元彼の、今カノ、という立場でしたが、三人のでこぼこな関係が、どうスクリーンに映るか、楽しみです。

渡邊圭祐(湯川健太朗)

女性に対する性の感性の歪みと、モノに対する美しいという感性の折り合いをつけようとしたときに、罪悪感を持たない健太朗という男性を演じさせていただきました。その罪悪感のなさと歪みで出会う桃と莉子の2人の結論と、3人の折り合いのつけ方を想像しながら観ていただければと思います。

城定秀夫(監督)

誰かのことを好きになり、その人のことを知ろうとしても最後まで分からない部分が必ず残ります。
そして、分かるはずがないと分かっていながらも、何とかして分かろうといばらを掻きわけるのが人間という生き物なのかもしれません。
この映画では男一人、女二人が、もつれ合いながらいびつな三角をつくり、
やがて意外な結末を迎えます。
みなそれぞれにダメな人間なのですが、僕はそんな彼らが愛おしくてたまりません。
みなさまにお披露目できる日が今から楽しみです。

■公開情報
『恋のいばら』
2023年1月公開
監督:城定秀夫
脚本:澤井香織、城定秀夫
出演:松本穂香、玉城ティナ、渡邊圭祐
音楽:ゲイリー芦屋
プロデューサー:村田亮、柳井望
協力プロデューサー:堤静夫、曽根祥子
撮影:渡邊雅紀
照明:小川大介
録音:山本タカアキ
美術:野々垣聡
装飾:森公美
スタイリスト:石原徳子
ヘアメイク:MARI
編集:淺田茉祐花、早野亮
音響効果:小林孝輔
助監督:伊藤一平
製作担当:酒井識人
キャスティング:あんだ敬一
企画・製作プロダクション:アンリコ
製作幹事・配給:パルコ
宣伝:FINOR
製作:「恋のいばら」製作委員会
2023年/カラー/シネマスコープ/5.1ch/98分
©2023「恋のいばら」製作委員会
公式サイト:koinoibara.com
公式Twitter:koibara_movie
公式Instagram:@koinoibara_movie2023

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