『ちむどんどん』黒島結菜から『舞いあがれ!』福原遥へ 朝ドラバトンタッチセレモニー

 9月14日、NHK大阪放送局にて、『ちむどんどん』暢子役の黒島結菜から『舞いあがれ!』舞役の福原遥への「バトンタッチセレモニー」が開催された。

 9月30日に最終回を迎える(10月1日は最終週の振り返り)、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。続けて、連続テレビ小説第107作目『舞いあがれ!』が10月3日よりスタートする。

 すでにクランクアップを迎えている黒島は最終週の見どころとして、「『ちむどんどん』は暢子がまた一つ新たな決断をし、物語がどどどっと進んでいきます。暢子が人生でどういう選択をするのか、そして、家族の話なので、四兄妹がそれぞれの道で人生での幸せを見つけていきますので、そこに注目して見て頂けたら嬉しいなと思います。最後までよろしくお願いします」とコメント。

 一方、『舞いあがれ!』で主演を務める福原は、「舞という女の子が夢を見つけてその夢に向かって自分のペースで一歩一歩進んでいくその成長を見ていただき、少しでも皆さんに勇気だったり笑顔を届けて今日一日頑張ろうと思ってもらえるような作品になればいいと思います。また、ものづくりの町・東大阪や自然いっぱいの五島列島の魅力がたくさん詰まっ ていると思うので、そちらも楽しんでいただければいいなと思います」と放送へ向けて注目ポイントを述べた。

 福原から黒島へ、「日々自分の中で心がけていたことは?」と質問が飛ぶと、「スタッフ、キャストが仲がよいチームだったので現場にいるのが楽しくて、みんなに支えてもらいながら1年間撮影できたなと思っています。心がけていたことは、ちゃんと目を見てなるべくひとりひとりの顔を見て挨拶することです。今日もみんなに会えたなということが自分の支えにもなっていたので挨拶は当たり前のことですが意識していました」と撮影の日々を振り返った。

 この日は黒島と福原の「プレゼント交換」も行われた。黒島から福原へのプレゼントは、「やんばるの草木染めショール」。このショールを彩る爽やかな黄色は、沖縄・やんばるの福木(フクギ)で染めた自然の色。暢子がのびのび育った『ちむどんどん』の舞台・やんばるらしい素材を使いながら、『舞いあがれ!』の舞台・五島列島に向かって大きく広がる空がイメージされているという。

 福原から黒島へのプレゼントは、「長崎・五島列島の風景を映し出したステンドグラス」。『舞いあがれ!』のドラマにも登場し、場面を彩るのが長崎・五島列島のステンドグラスだ。「今回は『ちむどんどん』の黒島さんと『舞いあがれ!』の福原さんというお二人のヒロインのことを思いながら制作しました」と五島在住の作家が特別に手掛けた。五島の海と空、そして島を象徴するツバキの花がデザインされている。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』
NHK総合にて、10月3日(月)放送開始
※全体の放送回数については、現段階において未定
出演:福原遥、横山裕、高橋克典、永作博美、赤楚衛二、山下美月、目黒蓮、長濱ねる、高杉真宙、山口智充、くわばたりえ、又吉直樹、吉谷彩子、鈴木浩介、高畑淳子ほか
作:桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
音楽:富貴晴美
主題歌:back number 「アイラブユー」
制作統括:熊野律時、管原浩
プロデューサー:上杉忠嗣
演出:田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐ほか
主なロケ予定地:東大阪市、長崎県五島市、新上五島町ほか
写真提供=NHK

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