レディー・ガガも出演の『ジョーカー』続編、製作費約200億円でミュージカル映画に

 ホアキン・フェニックス主演のDC映画『ジョーカー』(2019年)の続編『JOKER: Folie a Deux(原題)』の公開日が2024年10月4日に(全米)に決定し、以前より出演交渉中であることが報じられていたレディー・ガガの出演も正式に発表され、話題を呼んでいる。

 前作『ジョーカー』は、全世界興収10億7000万ドルを突破し、R指定映画として初めて10億ドルを超え、第92回アカデミー賞において、作品賞、監督賞を含む11部門にノミネートされたほか、フェニックスが主演男優賞を受賞するなど、話題を呼んだ作品だ。

 『ハングオーバー!』シリーズで知られるトッド・フィリップスが監督を務め、脚本はフィリップス監督とスコット・シルヴァーが共同で務めた。

 1981年のゴッサム・シティを舞台に、道化師であったアーサー・フレックが、バットマンの宿敵ジョーカーになるまでの物語を描いた作品『ジョーカー』では、フェニックス演じるアーサー・フレック/ジョーカーの怪演が称賛されていた。

 「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、病気の母を支えながら、人々を笑顔にしようと、日々思いやりの心をもって過ごしていたアーサーが、持病による誤解や、暴力・裏切り行為など、社会の不条理に打ちのめされていく中で、あるきっかけを機に悪のカリスマ「ジョーカー」として覚醒していく姿は、多くの人々に衝撃を与えた。

 『ジョーカー』に対する評価は賛否両論で、「これほど心に刺さった映画は久々」「孤独で悲しい、けど美しい」「ホアキン・フェニックスの演技力に感動」など、称賛の声がある一方、「面白い作品だが、9割が憂鬱で悲しい映画」「見ているのが辛い」など、否定的な意見もみられていた。観賞後、「なんとも言えない気分」となる本作は、感想を一言二言でまとめることが難しく、観る人それぞれが「考えさせられる」映画となった。

 また、『ジョーカー』では、アーサー(ジョーカー)が「トイレで踊るシーン」や「階段で踊るシーン」など、フェニックスによる「ダンスシーン」が非常に印象的であるが、続編『JOKER: Folie a Deux(原題)』は、ミュージカル映画となることでも話題を呼んでいる。

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