『ちむどんどん』重子の立場なら相当怖い! 良子と賢秀の怒号が飛び交う“非常識な説得”

 良子はいきなり土下座をし、それを賢秀が咎め、言い争いになる。「人の家に来て、いきなり兄妹喧嘩しないでください」ともっともなことを言う重子。良子に「お母さん」と呼ばれ、「あなたにも、あなたの妹にもお母さんと呼ばれる筋合いはない」と返すが、それではと賢秀が「おばさん」と彼女を呼ぶ。カオスすぎるやりとりの中、良子は、暢子が自分と結婚することによって、和彦が不幸になってしまうのではないかと悩んでいることを重子に打ち明けた。

 しかし、重子が「お母様の差金?」と聞くと良子は頭に血が上り、「母はそんな人じゃありません。うちのことはいいし、兄のことはどんなふうに言ってもいいけどお母さんの悪口を言うのは許さん!」と怒鳴る。賢秀も賢秀で「散々俺は家族に迷惑をかけてきた。これで暢子が結婚できなかったら、もう豆腐の角に頭ぶつけて死ぬしかないわけさあ!」と怒鳴り、逆ギレ状態に。重子の立場からすれば、結婚を反対する息子の彼女のよく知らない兄妹が、家に乗り込んで怒鳴り散らかしているだけなので、相当怖いことがわかる。

 しかし、二人を帰らせた後に重子はデモテープを手にとった。おそらく歌子のものだと思われるそれが、彼女の考えを変えさせる重要アイテムになるのではないだろうか。

 青柳家を後にした良子と賢秀は、いまだに言い争いを続けていたが冷静になり、お互いがひどい態度をとったことに気づいて反省する。二人がベンチに座って途方に暮れる一方で、暢子は房子から「料理は美味しいだけのものじゃない、忘れていた思い出を呼び起こすものでもある」と教えを受けていた。果たして、その“美味しくないもの”作戦は成功するのか。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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