『家庭教師のトラコ』鈴木保奈美が強烈な演技 『ちむどんどん』を彷彿とさせるシーンも

 オンエア中には「#家庭教師のトラコ」のハッシュタグと一緒に「#ちむどんどん」をつけたツイートが散見された。鈴木は現在、ヒロイン・暢子(黒島結菜)と婚約を決めた和彦(宮沢氷魚)の母・重子として朝ドラ『ちむどんどん』(NHK総合)にも出演中。今回の『家庭教師のトラコ』第3話は、重子が登場してきてからの『ちむどんどん』を彷彿とさせるシーンが多々あったからだ。トラコが上原家の華麗なる経歴を調査済みだったのは、重子が暢子の周りの人々の過去を下調べしていたことを。お笑い芸人になろうとする守に重子が言う「絶対に許さないわよ」は、暢子との結婚に反対する重子の「結婚は許さない」をどうしたって思い浮かべてしまう。すでに素顔が明らかになっている息子思いの里美と頑なに我を貫き和彦にとっての毒親になってしまっている重子とでは違いはあるものの、気品ある家庭に暮らし、一時的にでも息子に愛想を尽かされるという点では一緒。この同時期にここまでイメージの被るキャラを引き寄せる鈴木には適役だということであろう。

 そして冒頭で先述した通りにこの第3話が一つの区切りとして、次回からトラコは各家庭の子供から母親にターゲットを変更していく。気になるのはここまで毎回明かされていたトラコの「嫌いな言葉」が続いていくのか、さらに母親の次は父親がさらなる標的になっていくのではないかということだ。仮に母親、父親を授業し終えたとして第9話。その続きは福多(中村蒼)が口にしているトラコの母親と対面という展開になるのかもしれない。

■放送情報
『家庭教師のトラコ』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜23:00放送
出演:橋本愛、中村蒼、美村里江、細田佳央太、板谷由夏、鈴木保奈美、加藤柚凪、阿久津慶人
脚本:遊川和彦
チーフプロデューサー:田中宏史、石尾純
プロデューサー:大平太、田上リサ(AX-ON)
演出:伊藤彰記、岩本仁志
制作協力:AX-ON
制作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/torako/ 
公式Twitter:@torako_ntv

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