『ちむどんどん』川口春奈には諦めない役柄がよく似合う 遂に解決した石川家の問題

 暢子のアドバイスもあり、良子の御三味料理は石川家三人衆も「マーサンヤー!」と驚くほどおいしい仕上がりに。常に同じことしか言わなかった博太郎もあまりのおいしさに「このマヨネーズ味のてんぷら、おいしいね」と自分の意見を述べている。良子は今後も教師の仕事を続けながら、石川家の嫁として料理も作っていくことに。それは良子自身が決心した、諦めないこと。ただ、ウシが言う「料理も家事も女だけでするのはもう古い」という意見が正しいのももちろんだ。

 一方の暢子は、変わらず重子の住む青柳邸に毎日お弁当を持参していた。お手伝いの波子(円城寺あや)に「うんめえ!」(『ちむどんどん』史上、屈指の可愛さ)と言わせ魅了したのに続き、重子もまた暢子が作ってきた御三味料理の重箱をつまみ全く箸が止まらない。「衣が……ふわっふわ」と頬を緩めながらも、「ううん、おいしくない。ちっともおいしくないわね」と自分に必死に言い聞かせる、あまのじゃくな重子。暢子の狙い通り、まずは胃袋を掴むことには成功したようだ。

 一難去ってまた一難。今度は「アッラ・フォンターナ」に、矢作(井之脇海)が顔を出していた。第17週「あのとき食べたラフテーの」では、矢作の襲来からフォンターナに危機が訪れる。さらに優子(仲間由紀恵)、歌子(上白石萌歌)に続き、良子も暢子と賢秀がいる東京に上京する。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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